長い夜。母と
母の誕生日プレゼントに、霧島の日当山温泉を一緒に過ごした。
たった1泊の旅行。
家にいる17才老齢のモコちゃんがいるので家を長く空けられない。近所の友だちに世話を頼むことすら憚れるのである。
屋久島・千葉と離れている親子にどんな選択があるのだろうか。
ある日、閃いた!そう「閃」という字にふさわしいアイデア!
ほぼ日帰りで非日常を味わえれば、みんなハッピーなんでないの?
というわけで、かなり偏った中間地点の鹿児島空港で落ちあい、1泊の温泉旅行をプレゼントしたのが昨日でした。
そして、昼には山形屋(鹿児島の有名百貨店)でお土産や、トッピー(屋久島までの高速艇)で食べるお弁当を買い込み、一緒に屋久島に還る完璧なプラン。やり遂げました。
6歳年上のおやじよりも長生きで迎えた今日の誕生日。そう、ぼくだっていつ突然死を迎えるかわからない。親孝行はできるうちにした方がいいよね、自分のためにも。
トッピーの船上や、帰宅してから様々な話をして、
そして分かったこと。
やはりぼくの原点はこの母だったんです。
たった一人、ネットもなく教科書の世界地図で知る場所以外になんの情報もないインドネシアやイラクに、単身でも大変なのに就学前の子どもたちを抱えて渡航する逞しさをみて僕らは育ちました。
そんな困難なことをやって退けておきながら。radicoで好きな山内惠介の番組を聴くって超簡単なことが何回教えてもできない。なんで?笑
昔は松山千春好きだったよねとか、
TVもつけず、ただひたすら、そんなどうでも良い話をして母のバースデイを過ごしました。こういうのもいいね。
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