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無慈悲な連帯責任
ぼくがきらいな風習の1つ。
それは連帯責任という制度。
先日、ある高校のサッカー部員が飲酒をしていたことが発覚した。
そしてそれを伝えるニュースのタイトルに驚いた。
「市船サッカー部員が飲酒。県大会決勝は辞退せず。」
何回も目を凝らしました。
何回も目を擦りました。
何かも読み直しましたよ、空目なのか、トラップなのか、吊りなのか。
これまで何回も目にした部員の不祥事により、出場辞退する事件。
部員ならまだしも、同じ学校の生徒の不祥事で、大会に出られないなんてことは、昭和〜平成のみならず、令和の時代でも珍しくない。
そのたびに、その理不尽さに心を痛め、裁定をくだした大人ってやつをエアー睨みしてました。
なんで連帯責任を取らそうとするのだろう。本当、嫌な奴らです。笑
その起源は知りませんが、個を尊重せず、鎖に繋ぐことで、その行動をコントロールし、支配しようとする傲慢な意図を感じる。ぼくはこのことに本当に嫌気がさしてしまう。
統治する側の都合のために、自由が奪われる。こんなことがまかり通るのは許せない。
そういえば、コータローまかり通るって漫画あった。はいからさんも通ってたな。通る漫画多いな。笑
冒頭のニュースによると、部員が飲酒をしたことが発覚したけど、大会決勝は当該部員以外で出場したとのこと。すでに決勝戦は行われて、日体大柏が優勝しました。
おめでとうございます。
事件の背景や詳細はまったく知らないのに、うかつなことを言ってしまうかもしれないけど、今回の流れはとてもよいことだと思います。
特に高校生の不祥事って、そもそも行動に責任を取れないとされてる少年の行いで、当事者以外の何の罪もないものが割を喰うって、真面目に生きることを否定するくらいの愚行だと思うんですよね。
罪を憎んで人を憎まず。
愚行を憎んで同輩を憎まず。
なぜだか、青春は密なんです!って監督の言葉が思い出され、よい読後感でありました。優しい世の中になってきたな。
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