海外体験談 音楽編 ジャムセッションでバーテンダー
初めまして!
興味を持って頂きありがとうございます。
yosemicの植田響です。
普段はジャズピアノを弾いたり作曲したりしています!けん玉がかなりうまいです。
今回は海外体験談といことで
NYでの体験談を書かせて頂きます!
お付き合い頂ければ幸いです!
僕は2016年の8月からNYにいて2020年の6月コロナを機に帰ってきました!
無念でした!!
洗足音大を卒業後、音楽(ジャズ)を磨きに留学しました!
(ちなみに僕は一番初めTOEFLが14点でした。点数取れなくても大丈夫!)
今日は僕ならではのジャズにまつわるエピソードです!
ある日ジャムセッションに行った時の出来事です。
*ジャムセッションとはその場に集まった人たちと、その場で曲を決めていきなり演奏することです。
ジャズミュージシャンは自分の腕試しにジャムセッションによく行きます。
ジャムセッションの雰囲気
その会場はブルックリンに有り、毎週日曜日にジャムセッションをしていました。
小さいお店で入口のすぐ横にステージ、縦に伸びて客席、バーカウンター、奥にまた客席と細長い造りでした。
中は客と演奏者でごった返していて
演奏を聞いてるおばちゃんもいれば、友達と喋り倒している人たちもいる。
ただ一人で飲みに来る人もいるし、カップルで来てる人達もいるし
演奏に大盛り上がりのおっさんや
泥酔のベーシスト、真剣に勉強しにきた学生ミュージシャンと
まさにカオスで最高な空間でした!
(その時はもっとごった返してました!3倍ぐらい人がいました!)
まさかの瞬間
その瞬間は普段通りそのカオスの中で順番を待ちながら
他のミュージシャンの演奏を聴いている時でした。
「うめぇなぁ」と聞いていると
演奏の途中で一瞬演奏に’’間’’が生まれました!
ほんの一瞬です!
*ジャズでは代わり番こでアドリブを演奏します。
アドリブのところで目まぐるしくアドリブを交換して演奏していると稀に「次誰!!」の’’間’’が生まれます。
その’’間’’だったり演奏中に起こる意外性がジャズの面白さだったりします!
ハッと会場も「次誰!!」の空気に包み込まれます。
僕も「どうなる!」と思って見てました。
誰がその’’間’’に飛び込むか、
演奏者も会場も一瞬その緊張に包まれます。
するとすかさず「チンチンチーーン」と音が響きました。
音はステージと違う方からやってきていて
そのまま演奏が続いたんです!!
なんだ???と思ったら
バーテンダーがマドラーでグラスを叩いてその’’間’’を埋めたんです!!
そんなバカな!!!
湧く会場!にやける演奏者!テンパる植田!
会場全体がにんまりしていて
たぶん僕だけテンパって「なにーーー!!!」と心で言いました。
こんなこと日本じゃ考えられなかったから
そしたら斜め前にいた、酔ったおっちゃんがしゃがれた低めの声で
「Yeah,,,, This is jazz」とボソッと言ったんです。
僕はまた「これかジャズかぁあ!!」って心でまた言いました。
バーテンダーがいきなり演奏に加わるジャムセッション
日本では考えられないぐらいうるさい会場
いろんな人が同じ場所にいて
めちゃくちゃ自由で全員その場を思い思いに過ごしていて
多分それはあの街の、あの空間の日常なんだと思うのですが
僕には到底日常ではなく、大きな衝撃でした。
今ではアメリカ来てよかったなって思った瞬間の一つになりました!
こんな風に音楽や表現を楽しめる空間があったらいいなと
思ったりしています!
今振り返って
ニューヨークにいたその時は当たり前だったけど
当たり前じゃ無い経験だったんだなと感慨深くなりました。
またあの場所に戻れたらなと思います!
それでは
読んでいただきありがとうございました!!
※海外でのご相談などありましたらyosemicにご連絡ください!
植田響