見出し画像

History of yosemic【第1期】~来たれ、表現者!~

yosemicの活動の軌跡をお届けするシリーズ“History of yosemic”の3本目。
いよいよ始まったyosemic主催のイベント・ラジオ。果たしてうまくいったのかどうなのか…?そのあたりを初期メンバーTeruと、この時期にyosemicにジョインしたmari・桃香の3人に聞いていきたいと思います。
インタビュアーは、あそがお送りします。

第1回|記念すべき

あそ:0期でyosemicという団体が立ち上がってイベントやラジオもやっていこうということが決まって、1期では「じゃあこれからどんどんイベントもラジオも本格的にやっていこう!」っていう3ヶ月だったんだよね。第1回はどんな感じだったの?

Teru:第1回から色んな人が来てくれて、「え!第1回にしてこんな人くるんだ!?」って思った。

あそ:へ~、例えばどんな?

Teru:習字をやってる人、ダンサー、ダンサーは結局ダンスができない狭さだったから見に来ただけではあったんだけど…。あとは歌う系の人が3~4人とミュージカルアクターとか、そんな感じだったかな。
それから『Twins NewYork』だっけ?参加者ではないんだけどNYで情報発信してる女の子の2人組のYouTuberっていうのかな、そういう子たちががイベントの司会進行してくれてて、本当にちゃんとしたイベントって感じだった。

あそ:なるほど、ちなみにイベントはどんな感じの場所でやってたの?

Teru:雰囲気は、、広さはまさにこんな感じ。
(インタビューしているカフェの一角の5メートル四方くらいを両手で示しながら)ほんと小屋みたいな。

mari・桃香:小屋(笑)

画像1

会場の広さが分かる写真

あそ:ここに見る人もいて、パフォーマンスする人もいるってこと?

Teru:そう、ステージとかもないし。

あそ:なるほど(笑)どうりでダンスもできないわけだ。

mari:そこに機材とかテーブルみたいなどかせないものもあったしね。

あそ:今の時代じゃ許されない密だね(笑)

ちなみに、印象的な出演者とかいた?

Teru:そうだな、やっぱり習字は俺の中で結構パンチあったな。その場で書くっていうパフォーマンスだったんだけど、見たときに「何でも良いんだ」って思った、パフォーマンスの幅として。
NYでほかのオープンマイク見に行ったことあるんだけど、やっぱり歌うとかダンスするとかが多くて、習字やるっていうのは見たことなかったし、日本人らしいっていうのもあって印象的だったな。

画像2

ライブパフォーマンスした習字の写真

あそ:へ~なるほどなるほど、たしかにパフォーマンス幅はyosemicならではだったのかもね!それでイベントが無事終わって、出演者の中から第1回のラジオゲストは誰にしようか?みたいな話があったの?

Teru:そう、けどそれはジャンケンだった(笑)ジャン勝ちで、え~っと、ミュージカルアクターやってる田中玲於奈君に決まったんだかな、たしか。

あそ:そのときのラジオはどんな内容だったの?

Teru:それはもう玲於奈君の今までについていろいろと。
なんでミュージカルアクター目指すようになったんですか?とか、どんな経緯でNYに来たんです?とか。

あそ:それは2人だけでの対談形式みたいな?

Teru:そう、俺ラジオ初めてだったんだけどパンッパンだった。もういっぱいいっぱい(笑)あのラジオ局っていう空間が初めてだったから。

あそ:あ、本当にラジオ局でやってて公共の電波に乗っけて発信する感じなんだ!

Teru:そうそう、ちゃんとしたラジオ局。超緊張した、マジで(笑)

あそ:けどすごいね、その機会。yosemicに参加してゲストに選ばれたら公共の電波で自分の人生を発信できるって。

Teru:うん、それも面白さの一つとしてやってた。『さくらRadio』ってところなんだけど、NYにある日本のラジオ局として結構強いらしくて、アーティストビザにも書けるらしい。

mari:ポートフォリオになるもんね。

あそ:それいいね、ラジオ持ってる団体ってことがyosemicの強みになるもんね。

第2回・第3回| 誰もが表現者になれる団体

あそ:それで、第1回はイベントもラジオもなんとか無事に終えられましたと。そのあとすぐ2週間後くらいにはもう第2回のイベントをやってるんだね。2回目はどんな感じだったの?

Teru:第2回、第3回はもう白子姉さんの回、みたいな感じだった(笑)

mari・桃香:(笑)

あそ:白子姉さんっていうのは・・・?

mari:普段はアートディレクションもしてるらしいけど、ニューヨークでの白子さんはザ・アーティストって感じの人。自分自身が作品の一部になっちゃう感じの、参加型の現代アートみたいなことをやってる。NYの色んな所にソファーをおいて、ソファーと同じテキスタイルのドレスを着て座る、みたいな。

Teru:自分はソファーに置いてあるクッションなんだって、だからそのときは一切喋らないんだって。

あそ:なるほど、おもしろい!その白子さんはイベントで何やってたの?

Teru:なんか、プレゼンテーション?「私はこういうことを考えていて、こういう活動をしています、これからこういうことをやっていくので一緒にやってくれる人いませんか?」みたいなのを、パワーポイントのスライドを映しながらプレゼンするって感じ。たしか第3回でその結果発表みたいなのをしてた。

あそ:そんなのもありなんだ!

Teru:ほんと、何でもあり。「誰もが表現者になれる」がコンセプトだったから。

あそ:なるほどなるほど、ほんとにそのとおりだね。けど何でもありと言いつつけっこう型破りな感じだよね、白子さんすごい。。
その場で表現するのももちろんいいし、こういうこと表現したいから手伝って欲しいもありだし、ほんと素敵な場だね表現者にとって。
ちなみにこの第2回3回あたりで2人(mari・桃香)も参加するようになったんだっけ?どんな感じで参加するようになったの?

mari:私は白子さんに誘われたのがきっかけ。
もともと私が白子さんの写真を撮ったりしてたんだけど、白子さんから「yosemicっていう面白そうな団体あるよから行こうよ~」みたいな感じで呼んでもらって、行ってみようかなみたいな。

桃香:私は『MixB』で見つけてって感じ。
(※MixB:ニューヨークに住んでる日本人向けの情報サイト)
当時ニューヨークに来て2ヶ月目で、ダンスと学校しかやることなくって、もっといろんなことやりたいなと思ってMixBでイベントとか探してたらyosemicを見つけて、「面白そう!行ってみよう~」って思って。
けど一人で行くのもな~と思ったから、同じクラスの日本人ダンサーで唯一友達だったNatsuを誘った。あんま乗り気じゃなかったけど。

一同:(笑)

桃香:「いいじゃん一回行ってみようよ~」って強引に連れてったら、響さんがNatsuのことを気に入ったっぽくって。

Teru:口説かれてたんだ(笑)

桃香:口説かれてたよね!!(笑)
いろいろyosemicの団体のこととか説明してくれたりとか、「yosemic入りなよ!」「MTGもやってるから一回来てみてよ!」みたいな感じでNatsuが誘われてて、じゃあ行ってようか~?みたいな感じで一緒にMTG行き始めるようになって。
私もNatsuも、もともとそういう団体の運営みたいなことやりたいって気持ちもあったから。

あそ:そうなんだ。mariもそんな感じ?

mari:うん、MTGに参加し始めたのはもうちょっとあとだけど、第4回・第5回とかは響さんに呼ばれて参加してて、同じ感じで勧誘受けた(笑)

あそ:なるほど!すごいな響(笑)

第4回・第5回|しゃがんだ時期

あそ:第4回、5回のイベントはどんな感じだったの?

Teru:第1回と比べるとだいぶ人数は少なくなってて第5回とかは一番人数少なくって。あれ、今日はもうこれで全員?じゃあはじめちゃう、か、、みたいな。ぬる~っとはじまった感じだった。
ちょうどその頃、司会をやってくれてたYouTuberの2人も自分たちの活動に専念したいとかでyosemicから脱退しちゃうみたいのがあったりとか、MTGでも人数が少ないことに対してどう対応すべきかみたいなところもいまいちちょっと迷走してたりして、いろいろぶつかった時期でもあったよね。
それまでは定期的にイベント開催してたけど、何回かやらない判断をしたときもあったよね、その頃。

桃香:私達運営側もちゃんと段取りが組めてなかったところもあったなって思う。

Teru:ピーチ(桃香)もいろいろ考えてたよね。

あそ:そうなんだ、どんなこと考えてたの?

桃香:その頃yosemic自体が停滞してたじゃん。なのにみんなが現状に満足してる感じ。それがすごく嫌で、「え、進んでないよ?」みたいな。
だから今のyosemicは何がだめで何が必要でとかをノートに書きだしたり、それをみんなにプレゼンしたりしてた。
「どうにかしようどうにかしよう!」って動いてたんだけど、なかなかチームが思うように動かなかったりっていうのもあって。

あそ:もっとこの団体を良くしていきたいって想いが強かったんだね。

Teru:でも俺がピーチがすごいなって思ったのは、もとからいた男メンバーは完全に「俺の意見は正しい!」って話し合うから(笑)だからそこに向かってったピーチすごいなって思ってた。
yosemicっていろんなタイミングで仲間が増えてくから、0から1を作ったメンバーと途中で入ってきたメンバーとで見てるものに若干ずれがあることもあって、それでぶつかったりっていうのもあったよね。
メンバーに怒られることとかもけっこうあったし。

あそ:会社とかでもなかなかないよね、そういうの。それぞれがすごい熱量を持ってて自分がこうやりたいんだっていうのでぶつかりあうのって。

Teru:あの瞬間はえげつない空気で心ぺちゃんこになりそうだったけど、仲間とぶつかるみたいなの、今振り返って思うと良かったな。

Silk Road Cafeとの出会い

あそ:本格的にイベントやラジオをやっていく中で、課題も出てきて衝突もあったりした数ヶ月だったけど、そういうしゃがんだ時期があったからこそ2期で改めてスタートを切れたって感じなのかな。イベント開催する場所も変えたんだっけ?気持ち一新!みたいな。

桃香:そう。Natsuと私が入って、ダンサーがダンスできないのはきついよね~みたいな話をその頃のMTGでしてて。
それでもう少しでかい箱を探そうってなってたんだよね。

Teru:それもさ、イベントスペースとの出会いがおもしろくて。
毎回カフェでMTGして、いい広さのイベントできる場所ないかなって話しあってたんだけど、そのカフェの奥の方にでかい扉があったのね。いつも閉まってたから従業員専用の荷物置きかな~くらいに思って誰も意識したことなかったんだけど、あるときその扉の隙間が空いてて、覗いてみたら中にイベントスペースがあるって気づいて。それで誰かが店員に聞いんだって。

「イベントスペースあるの?」
「そうそう昔ここでオープンマイクとかやってたんだよ」
「え、俺らここで毎回そのMTGやってるんだよ」
「おお。じゃあ手組もうか」
みたいな(笑)

あそ:めちゃめちゃドラマあるじゃん!(笑)

Teru:俺らはほんと知らないでそこをただのカフェだと思ってMTGしてて、「さんざん探し回ってたけど目の前にあんじゃん!」って。灯台下暗し。

あそ:すごい偶然だね!2人もそれは覚えてる?

桃香:そのときはいなかった。

mari:その頃は私まだいなかった。

Teru:俺もそのMTGにはいなかった。

あそ:あれ、誰もいないじゃん!(笑)

一同:(笑)

Teru:今のは俺も聞いた話!!(笑)

そんな”Silk Road Cafe”で生まれ変わったyosemicイベントを、次回第2期では振り返っていきます!

*気に入って頂けたらサポート頂けると嬉しいです!

いいなと思ったら応援しよう!