常に発信者であれ。
世の中を変えるのは、いつの時代も発信者だ。例えそれが自分の自宅の隣に住む人ひとりだけに伝えるだけであったとしても、その人に伝えなければ永遠に世界は変わらない。自分の部屋でたったひとり考え事をしていても、世の中は1mmたりとも変わらないのだ。それが黒人差別撤廃の主張だとしても、それが月に到達するための素晴らしい科学的アイデアであったとしても、それがオシャレな写真を共有し合う新しいサービスのヒラメキだったとしても、自分の中だけで閉じ込めてしまっていては、この世界は何も変わらない。
黒人差別を撤廃し、民主主義を根付かせ、ロケットで月に行ったのも、全てはどこかのひとりから始まった。そのどこかのひとりがいなければ、もしかしたら世界はまだ原始時代だったかもしれない。
あなたの知識や考えをあなただけのものにせず、あなたの経験をあなただけのものにせず、あなたが見た世界を映し出す写真や動画をあなただけのものにせず、世界の全ての人々と共有し、そして新たな世界を創る。それは紛れもなく世界の進歩であり、人類の進歩である。
クローズドな世界ではなく、よりオープンな世界へ。あなたの経験はこれまでの人類においてあなただけにしか存在しないものなのだ。果てしない数の人類がこれまで存在して来たが、あなたと寸分違わず同じ経験をして来た人は100%存在しない。これは確実に存在しない。そして未来にも永遠にあなたと同じ経験をする人は現れない。あなたは、100%オリジナルなのである。オリジナルだからこそ価値がある。存在しているだけで価値があるのである。
あなたのひと言が、世界を変えるかもしれない。あなたの一枚の写真が、世界を変えるかもしれない。
政治家だけが世の中を変える時代は、もう終わった。写真家だけが世界を伝える時代は、もう終わった。
これからの新しい時代は、あなたが世界を変えるのだ。