〜共に食事を楽しみ、共にお茶を楽しむことの重要性〜
日本は、そして世界は、まさに非常事態な真っ只中にいる。
人は自由を奪われ、友や家族にさえ会うことすら躊躇する。
こんな非常事態だからこそ、これまで何も疑問を持たず、当たり前のように営んできた事柄が、本当はとてもありがたかったのだと、再認識している。
人にとって、共に食事を楽しむことがどれだけ大切なことなのか。共にお茶を楽しむことがどれだけ大切なことなのか。
確かに、毎日朝起きて職場に行き仕事をし、夜自宅に帰りお風呂に入り就寝する。人が単に生きていくだけであればこの繰り返しで命は繋いで行けるだろう。
だがしかし、そんな人生を誰も望んではいない。
共に食事を楽しみ、共にお茶を楽しむことで生きる楽しさを見つけ、明日からまた頑張ろうと思える。むしろ、そういった時間があるからこそ人生という時間を過ごして行ける。
行きたいお店にも行けず、会いたい人にも会えず、行きたい場所にも行けない不自由さ。
コロナウイルスは確かに厄介過ぎる問題を人類にもたらしたが、反面人の人生にとって何が大切かを再認識させてくれる貴重な存在でもあるのかもしれない。
いや、絶対にそのような存在にさせなければ、今起きている問題は、本当に無駄な徒労に終わってしまう。
今回の問題を出発とし、新たな道を歩み出さなければならないような気がする。