〜真夜中のロードショー〜 『麒麟の翼』 鑑賞記〜
昨日夕方6時ぐらいに少し眠ろうと目を閉じたら、次に目が覚めたのは夜中の0時。
そこから真夜中のロードショータイムとなりました。
大人気の東野圭吾作品の中のひとつであるこちらの作品。家族愛がテーマとなることが多い彼の作品ですが、こちらも深い家族愛がテーマの一作です。
父の想い、息子の想い、妻の想い、娘の想い。
彼への想い、彼女への想い。
ああ、人って素晴らしい生きものだ。そんな実感を伴わせてくれる、素晴らしい作品でした。
家族の問題って、宿命的な部分があるからこそ、より人を悩ませますよね。なぜ、私はこの人の息子なんだろう。なぜ、私はこの人の娘なんだろう。
なぜ、彼が父親で、なぜ、彼女が母親なんだろう。
そもそも、なぜ、私はこの家族に生まれてきたんだろう。
そんな、簡単には答えが出ない問題が内包している「家族」という問題。むしろ、明確な答えなんて誰にもわからない「家族」。
そんな家族という存在を深く考えさせてくれるこの作品。時間のある今だからこそ、みなさんもぜひご覧下さい。
主演:阿部寛 舞台:東京・日本橋
出演:溝端淳平、田中麗奈、中井貴一、黒木メイサ、松坂桃李、三浦貴大、山崎努、劇団ひとりほか
公開年:2011年
監督:土井裕康 原作:東野圭吾 脚本:櫻井武晴