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勝手によろず支援 その5 - お世話とは

結構な頻度でメールの先頭に「お世話になっております」って書きます。時折「どんな『お世話』したっけな、されたっけな…」とちょっとだけ疑問に思いつつ。でもそもそも、「お早う」「今日は」とか「お疲れ」とか、日本語の挨拶って、なにかもっと大きなコンテキストの中で言われていたであろう文章の一部を抜き取ったものが形式化して成り立っているものが多いので、「お世話になってます」も、まあ、その意味合いでは十分に許容範囲内かもしれません。

どちらかというと「携帯電話」を「携帯」としてしまった方がよっぽど問題かもしれません。財布とか鍵だって毎日携帯してるのに…!まあ、今は「スマホ」に落ち着いたからこれももう良いのか…(書くことがなくなってきました)。

挨拶としての「お世話になっています」は良いとして、再考を促すべきなのは「メール」のマナーかな、という気もします。チャット(LINEやFacebook Messenger、仕事だとSlackとか)でのコミュニケーションが増えてきているので、使う機会は減りましたが、それでもまだまだインターネットのコミュニケーションの主役です。例えば、仕事の連絡で受け取るメールは以下のような感じ。

○○株式会社
△△部 □□ □□様、✗✗部 □□ □□様

毎々お世話になっております。
☆☆株式会社の○○ ○○でございます。

さて、この度は〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

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☆☆株式会社 ○○ ○○  000-0000-0000
当社では、〜〜〜〜〜〜〜!
このメールが誤って〜〜〜〜〜〜〜〜。
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プロジェクトの開始時の契約締結の時などにこれくらい畏まって、色々情報が乗っかっているのは良いのですが、問題があるなと感じるのは、このフォーマットのまま、短文の往復が続く場合です。2回目以降必要なのは、「さて、この度は〜〜〜〜〜〜」となっている中央の段落だけです。その他は同じ情報が何度も行ったり来たり。サーバやPCに保管されるデータ量としては大したことはないかもしれませんが、人間の目が処理できる情報量は限られているので、過去の履歴を探すのに苦労する羽目になりがちです。とはいえ、急に用件だけを書いて返すというのは何となく抵抗がある場合も多いのではないかと想像します。メールで基本的な情報を交換したら、早めに他のコミュニケーションツールに移るのが良いと考えています。


(余談)写真は全然関係ないんですが、近所のハニワ屋さん。「はにわ創作体験」というのがとても気になっていて、いつか行きたいなと…タイミングを狙っています。

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