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勝手によろず支援 番外1 - お金の使い方

みやざき子商いマルシェというイベントの運営チームで開催した「10万円でウィルスから家族を守るには?」というコンテストの発表会のお手伝いをさせて頂きました。StreamYard経由のYouTubeライブ配信という初めての環境にちょっと緊張。約一時間のインタビューでしたが、むしろ小学生の方が落ち着いていて頼もしい感じ。

お金の稼ぎ方も難しいんですが、実は使い方はもっと難しいテーマだと思います。何にお金を使うかというのは、選挙で誰に投票するのか、に近い部分があります。ポンとお金だけ渡されたところで、じゃあどうすれば自分や周囲の人間を助けられるかという有効な使い方を考えるのは、なかなか難しい。マスクや消毒液が必要だから、といって10万円で買えるだけ買ってしまうということを皆がやりすぎると、本当にマスクが必要な病院や施設に行き渡らなくなります。自分たちに必要な量、を判断するには、あとどれくらい流行が続くのか、国内や世界の生産・流通体制はどうなっているのか、社会を見渡して未来を予測する力が必要です。

もう一つテーマになったのが、正しい情報の見分け方。ウィルスが出始めたころに「お湯を飲んだら退治できる」という噂が広まったことがあります。色んなことが不確かで不安なときに、それを紛らわすことができる情報が飛び込んでくると、つい信じたくなる心理が働いてしまいます。インターネットには悪意を持って嘘を書いている人が居るかもしれないし、テレビだって作っているのは人間だし全てを伝えるには時間が限られているので、常に正しいことを切り取っているわけではありません。最初はほんのちょっとした嘘やもしくはただの勘違いだったものが、一気に広まって、あたかも「本当のこと」のように見えてきてしまうことがあります。その時々で答えは違いますが、ひとつ言えることは、情報の受け手である私たちがそれぞれ「自分で考える」ことをしっかり続けること。

「商い」を通じて、こうした生きていくために必要な感覚を子どもたちに持ってもらいたい、という目標で始まったイベントなんですが、「密」を避けることが必要な現在の情勢を鑑み、次の開催はまだ決まっていない状態だそうです。

最後に、イベント中で紹介しようと思って、すっかり忘れてた書籍の紹介リンクを貼っておきます。「お金の減らし方」は私もこれから読みます(^^;



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