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勝手によろず支援 その3 - Excel

最初に(念のため)明記しておきますと、「表計算」として使用するExcelは最高のツールです。値を集めて記録して集計してビジュアライズする、正しい使い方をしていたら、それはもう申し分ない機能を備えています(未だに使い方を知らない関数や機能がたっぷりあります)。

何とかした方が良いな、と思うのは「なんにでも」Excelを使おうとする場合です。例えて言うなら、ゴルフのラウンドをティーショットからパターまで全部ドライバーで回ろうとしているような感じ。確かに何とかなるんですが、それは違うのでは…と思ってしまう事が時々あります。

1. スクリーンショットを貼る
2. テキストをメモするために使う
3. マクロ(VBA)を駆使して、バッチ処理をこなす
4. 方眼紙代わりにして文書のレイアウトをする
5. 方眼紙代わりにして絵を描く(Excelアート)

パッと思いつくので、上記のような感じ。どれも一人でとことん極める目的で使うのは、問題ないと思いますが、ビジネスなど、相手がいるシーンでは受け手側に「Excelを開く」という一手を強要している点を気にかけた方がよいのではないかと思います。

1は画像をそのまま送ればいいし、2はテキストエディタ(メモ帳)で十分、というか誰かに伝える前提ならメールやチャットにそのまま書けば、という内容の時もあります。3は私が出会った特殊なケースかもしれませんが、基幹システムとも呼べそうな企業の中核ロジックがExcelのお化けマクロで稼働していてメンテナンスで死にかけたという経験をベースに載せました。繰り返しますが、適度なマクロ活用はユーザを助けます。やり過ぎがよくない!(切実)4と5は様式美とも言える世界なので、好きでやっている人たちはそれはそれで良いのかな、とも思います。(結局、3が愚痴りたかっただけかも(^^;

Excelに限らず、ICTの本質は情報の伝達と処理です。より高次の目的を達成するためにテクノロジーがあるのであって、方眼紙や画用紙をメタファとして使うことはあれど、それをそのまま置き換えるものではありません。気になった方は、是非「西用と変法」という言葉の意味を調べてみてください。

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