#6 ミュンヘン到着
ついにドイツの地を踏んだ!
入国手続きもスムーズ、スーツケースもちゃんと流れてきて、無事ミュンヘン空港を脱出!
すごい! 私、ひとりで、ドイツに来れた!!!
早くも達成感を噛み締めながら、ホテルを目指す。ホテルがあるミュンヘン中央駅まではSバーンという列車で移動する……のだが、まず空港を出てから空港駅を見つけるまでが一苦労。いろんな人に尋ねながら切符を買いホームにたどり着いた。ふう。
日本と違う「鉄道の乗り方」
驚いたことに、ドイツの鉄道には改札がない。普通にエスカレーターを下りるといきなり駅のホームにいる。うっかりしてると切符も買わずに乗ってしまう。
では、ドイツの鉄道ではどうやって運賃の支払いを管理しているのか。どうやら切符を買ったら駅のホームなどにある「刻印機」で刻印を押すらしい。車内で検札係が巡回していて刻印がないと罰金なのだそう。なぜこんな伝聞調なのかというと、私が空港駅から中央駅まで乗った列車は時間指定の切符で、刻印の必要がなかったし、検札係も見かけなかったから。
こんな一見ガバガバの集金でも鉄道会社がやっていけてるということはみんなちゃんとお金を払ってるんだろうな。ドイツ人、大人だな。
ミュンヘン中央駅へ
座席は基本2席が向かい合ったボックスシート。丸刈りに黒リップ、タトゥーとピアスがたっぷりのロックなお姉さんたち2人が向かい合って座っていたので「ここいい?」と聞くと「もちろん」とニッコリしてくれた。
席に座って少し落ち着くとWi-Fiのことを思い出した。そういえば借りてきてたんだ。そして、Wi-Fiのスイッチを入れると……なんだこれは!? 日本と同じようにインターネットがつながる。なんたる万能感! 正直、Wi-Fiがなかったら今どこにいるかもわからなかったし、どこで降りればいいか不安だったと思う。一気に心の余裕ができた。
窓から見える建物はめちゃくちゃかわいいかカッコいいかのどちらか。私にもし子どもがいて建築かデザインの道を志していたら「いいから行きなさい」と無理矢理でもドイツに行かせる。
車内にはペットとおぼしき犬! ここまでのところ素敵なものしか目に入ってきてないぞ、ドイツ。
そうこうしているうちに、ミュンヘン中央駅に到着。地下街を少し歩いて勘で地上に上がったらすぐに宿泊先のホテルがあった!