#25 所変わればマクドも変わる
12月25日クリスマス当日未明
この日も未明に目が覚めた。午前2時半である。まあ、4時間は寝ているからいいとしよう。
26日の早朝の便でドイツを離れてしまう。だからこの日、25日が実質最終日。予定を変更して前日のうちに観光をささっと済ませてしまったので、25日は「サウナでのんびりする」それだけの日だ。
熟睡できないながらもベッドでうとうとしているうちに早朝5時40分。ホテルのすぐ近くにあるベルリン中央駅に朝食を食べに行こう。
マクド発見!
昨日と同じようなパン屋さんも何だしなーと思っていると、うってつけのお店を発見。マクドナルドだ。私は生粋の大阪人なので、見つけた途端「わー、マクドやー!」と声が出た。
日本のマクドとどう違うのかいろいろ見てみよう、と店内に入るといきなりこれ。
タッチパネルで注文、カードで決済、というスマートな仕組み。
もちろんカウンターもあって現金払いの人はそこで注文していたけど、見ていると大体みんなタッチパネルを使っているみたい。
旅の下調べをしていた時には「ドイツはまだまだ現金社会。カードが使えないところも多い」なんていう記事を読んでビビっていたけど、実際に来てみると、カードが使えそうになかったのはクリスマスマーケットと、トイレのチップくらい。正直、7万円分両替した現金が余ってしまいそうで、旅の後半は積極的に現金で支払うようにしていた。とはいえ、ミュンヘンとベルリンという大都会しか行っていないし、もしものことがあってもいけないので、まあ、妥当だったかな、と思っておこう。
タッチパネルでいざ注文
タッチパネルの前に立って操作を始める。ふむふむ、わかりやすい。せっかくなので見たことがないパニーニ的な「マックトースト」がついている「ビッグブレックファースト」のセットにしよう。
ハムかベーコンが選べる。うーん、ハムかな。スクランブルエッグにベーコンついてるし。
ドリンクは……あ、ココアがある!
214番、ただいま準備中。
まさしくビッグブレックファースト
じゃじゃーん。ビッグブレックファースト、確かにビッグだ。パン的なものと加工肉の取り合わせが2パターンついてきたぞ。
マックトースト、外の生地が思ったより薄くてカリカリしてておいしい!
そして特筆すべきはココア。程よい甘さで、そもそものチョコレートが段違いにおいしいのがわかる。最高。
飲み終わるとこんな謎解きが出てきた。
なお、店内には何も注文せず(食べ終わって片付けてしまったのかもしれない)ただダラダラしている人が何人かいた。旅行者らしい親子連れはパパがずっとぐっすり寝ていて子供は「マッマー!」と大声で叫んでいる。でも誰もチラチラ見たりとやかく言ったりしない。あんまり他人のことを気にしない文化なのかな。私はなんだか落ち着かなくて食べ終わったらそそくさと出てしまったのだが。