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200906 心斎橋を歩く

はじめに

私は先日まで「ドイツにひとりで行く人へ」というマガジンを8か月あまりにわたり執筆してきた。
2019年末に行ったドイツ旅行の備忘録的なもので、どこへ行ったとか何を食べたとか事細かに書いてある。私以外誰が興味あるねんと思いつつ、ちまちま書き続け、結局全36話の大作になってしまった。

ほぼ毎週日曜日に記事を書いてアップして、という作業がこれだけ続けられたのには理由がある。

ずっとずっと後の世に、この記事を発掘して読む人がいるかも知れない。その人のために説明しておこう。

2020年「新型コロナウイルス」が大流行した。
「緊急事態宣言」が発令され、宣言中われわれは「外出自粛」を要請されたのだ。私はもともと「ステイホーム」するのが得意な方なので、仕事のない土日はとにかく家にいた。毎週日曜の記事のアップも滞りなかった。

やがて緊急事態宣言が解除され、人々は街に戻った。
しかし……私は戻らなかった。
外に出ればまだ感染のリスクがある。と、恐れていたわけではなくて、家でダラダラする心地よさを改めて思い知ってしまったのだ。わざわざ息苦しいマスクをつけて出歩いて何のいいことがあるものか。
そうこうするうちに、マガジン「ドイツにひとりで行く人へ」が書き上がり、一区切りついたときにふと思い出した。

私、家にいるのも好きやけど、出歩くのも好きやったよな。
誰とも約束していない日は「今日は自分とデートや」とか言ってちょっといいランチ食べたりデパコスのタッチアップしてもらったり美術館とか映画とか行ったりしてたのに……
今はなんにもしていない。
これはまずい。

インプットが減る、とか、感性が鈍る、とか以前に、歩く量めちゃめちゃ減ってる!!
あまりに不健康!
動物として黄信号!!

で、どうしたものかと考えて思い付いた。「近所を歩いて見たもの聞いたことを記事に書こう」と。
私が住んでいるのは、故郷でもある心斎橋。いろんな人がやってきていろんなことが起こる。とにかく飽きない。ぶらぶらするには最適だ。

ドイツ旅行記が自分のための備忘録だったように、このマガジンはいわばリハビリの記録。読む人からすると他人のポケモンGOのログを見せられてるようなものだろう。ずっとずっと後の世の人、ポケモンGOわかるかな。まあええか。

変わり続けるまち

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東急ハンズの営業は今日が最終日。
熱心なハンズファンだろうか、外観の写真を撮る人がちらほら。

一方、終わる店あれば始まる店あり。

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心斎橋大丸の北館は間もなくリニューアルオープン。

1階にはその昔北館1階にあったエルメスが戻ってくる!

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9月19日オープンとのこと。
大丸から北心斎橋に移っていたエルメスが先日急に閉店してなんだか見放されたような気分になってたのだ。いやなんのなんの、昔北館にあったときより大きくなって戻ってきたじゃない。

1階にはGUCCIも!
今は周辺店舗で営業してるけど、こちらも戻ってくるんだね。おかえり!

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あと、北館にはPARCOが入る。どんなブランドが揃うのか本当に楽しみ!

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