#15 ミュンヘンを発つ朝
さようならミュンヘン
12月23日ドイツ旅3日目。
前日酔いつぶれて22時ごろ就寝。夜中の1時45分に目が覚めておなかが苦しすぎたので胃薬を飲む。忘れずに持ってきておいてよかった。旅ではいつも食べすぎてしまうんだよなあ。ああ、食べても食べても満腹にも不健康にもならない胃が欲しい。
結局そのままあまり寝られず、5時ごろシャワーを浴びて目を覚ます方向に切りかえる。今日は2泊したミュンヘンをあとにしてベルリンへ移動するのだ。
6時30分、おなかの具合も少し落ち着いてきたので朝食ビュッフェへ。昨日と同じ黒人のお兄さんとそれ以外にもホール係が数人。私は昨日おいしかったロースハム、生ハムに加えて、ミュンヘン名物ヴァイスブルストとレバーケーゼをチョイス。やっぱりどれもおいしい。
コーンフレークに牛乳をかけたものも少し食べてみた。ドイツの牛乳は割と薄めであっさりしている。そのままだと物足りないが、同じくあっさり系のコーヒーと合わせてカフェオレにすると、重すぎず飲みやすい。
部屋に戻ってしばしのんびり。8時になり、そろそろ出発の準備をしないといけないのに、YouTubeで見たKing Gnuの白日、もしかして歌えんじゃね? 今度カラオケで歌ってみようかな? なんて練習し始めてしまって結構いい時間になってしまった。
ミュンヘン中央駅にて
9時15分、ホテルを出て駅へと向かう。ベルリンまではICE=ドイツ鉄道の高速列車、新幹線的な乗り物に乗っておよそ4時間半の旅だ。予約の時の顛末は#2に詳しい。
そういえばドイツでは鉄道に乗るとき打刻マシンでスタンプを押さないといけないんだけど、ICEはいいのか? informationでチケットを見せて「これにはスタンプ押してもらわなくていいの? このまま乗っちゃっていいの?」と聞くと「大丈夫。そのままどうぞ」とのこと。おっしゃ信じるぞ。
9時30分、ホームにはすでに私が乗る9時54分発のICEが出発を待っていた。ところが今度は、自分の乗る車両がどれだかわからない。そもそもチケットもドイツ語で、なにがなんだかよくわからなかったのだ。
と、そこにドイツ鉄道の人っぽい年配の男性が通りかかったので声をかけると、親切に教えてくれた。ダンケシェーン。
ちなみに、駅の自販機はこんなラインナップ。
旅行者丸出しの私。
ICEには食堂車もついている。こちらも楽しみ。
かくして不安はひとつひとつ消え去り、ベルリン行きの列車の旅が始まったのであった。