#35 行って気づいた要ったもの
この世に完璧な旅なんてない。だからこそ次の旅をより良い、より快適な旅にするために記録を残すことが大事だ。
今回は、ドイツ一人旅を終えて、「あってよかった」&「あればよかった」と思ったものを皆さんと共有したいと思う。きっとドイツだけでなく海外、国内あらゆる旅に共通する部分はあるんじゃないかな?
「あってよかった」5つ
①ロルバーンのメモ帳
これまで書いてきた記事は、旅の途中に書きなぐったメモをひたすら書き起こしたものだ。確かに、写真を見れば思い出すことはそれなりにある。ただ、誰と何を話したとかそのとき何を思ったとかは書いておかないと忘れてしまう。旅の思い出をより濃厚なものにするためにメモ帳はとっても有用だ。
また、メモ帳は一人旅の良き伴侶でもある。同行者と話す代わりにメモ帳に黙々と書き込む。これが案外楽しいのだ。もしメモ帳を持って行ってなかったら、きっと私はドイツの真ん中でめちゃくちゃ独り言を言うヤバいヤツになっていたと思う。
私は持って行っていたのはロルバーンのポケット付メモミニ。82mm×105mmというサイズ感が絶妙。1週間の旅でほぼ使い切ったので、2週間行くならもう1冊要るな。
②楽っぱ
まさに私の「旅の必需品」。どこに行くときも必ず持っていく。これがないとどんな旅も始まらないのだ(圧倒的信頼)。
足に吸い付くようにフィットしてめちゃくちゃ楽なスリッパ、それが「楽っぱ」。東急ハンズの通販で購入可能。
飛行機の機内履きに始まり、ホテルのルームシューズ、ビーチサンダルなど、旅のあらゆるシーンで重宝する。ドイツ旅行ではサウナ施設の中でももちろん履いていた。
③自撮り棒
普段自撮りなんてしない、と言う人も「悪いこと言わん。持ってっとけ」。
なぜなら旅先の自撮り、エグいぐらい盛れるから。私はドイツで自撮りした写真を見て、正直「これだれや……」と思った。どれもこれも、菩薩のような穏やかな表情で、今まで見たことない顔をしていて心底ビックリした。
皆さんにもぜひ自分の写真を見て驚いていただきたい。
④ルフトハンザ&DBのアプリ
ルフトハンザ航空のアプリ、インストールしておいて正解だった。事前にオンラインチェックインを済ませておけば空港での手続きがスムーズだし、QRコードをかざすだけで乗れる。搭乗ゲートの変更とかもプッシュアップで通知してくれるので便利。飛行機周りのことを全力でサポートしてくれてる感じ。
一方、DB(ドイツ鉄道)のアプリも役に立った。QRコードがチケットになるし、何より自分の乗っているICEの状況(各駅への到着予定時刻など)が手に取るように分かって「このタイミングで食堂車に行こう」とかプランニングするのに便利だった。
両社の交通機関を利用するならインストールしておくといいと思う。
⑤Wi-Fi
出発前はこんなことを思っていた私。
実はこれまで海外行くのにWi-Fiを借りたことがなかったのだが(ホテルでしか携帯を触らないか誰かのWi-Fiにぶら下がるかしていた)、H.I.S.のお姉さんが「え……今は海外旅行の必需品……って方多いですよ」とやや言葉を濁しながらも強めにおすすめしてくれたので契約。7700円。(#2 旅行代理店での申し込みと事前準備)
いやいやいや、今思えば「どこの原始人やねん」。
H.I.S.のお姉さんもお姉さんや。もっと鬼おすすめせんと! 相手は原始人やねんから……
結果、Wi-Fiないと何にもできなかったし、不便で死んでたと思う。皆さんは私と違って当たり前のように契約していくと思うので心配はしてませんよ。
「あればよかった」4つ
①耳栓
そんな神経質になる必要ある?と思っていたが、耳栓をつけていたら機内でもっとリラックスできたかも。
赤ちゃんが泣くのもカップルのテンションが上がるのも仕方ないこと。じゃあこっちでできることをしておこう。
②セロハンテープ
クリスマスマーケットで買ったお菓子を、小さい紙袋の口が開いた状態で渡されたとき「口をテープでとめてリュックに入れたい!」と思ったり。
自分みやげに買ったボディーソープ。たぶん大丈夫だけど、一応「キャップをテープでとめておきたい!」と思ったり。
③硬めのクリアファイル
おみやげに買った絵はがきや現地でもらったパンフレットなど、いわゆる紙ものの類。きれいな状態で持って帰るのはなかなか難しいけど、硬めのクリアファイルか薄めのドキュメントケースがあれば安心だと思う。
④ドイツ語
これに尽きる。
旅の途中「なぜ私はドイツ語をやってなかったんだ!」と後悔したことが何度もあった。
私が話したドイツの人はみんな英語で話してくれたけど、ドイツ語ができたらもっと楽しかったことは間違いない。また、街中の看板はほとんどドイツ語オンリー。ドイツ語が読めたら少しは不安が解消されたかも。
急ぐことはない。これから勉強すれば、行くたびに少しずつ話せるようになっているはず。きっと何度も行くんだから。ドイツには。