暑さ対策間違え熱中症になり学んだこと
異常気象での猛暑続き、海水温は冬からずっと例年より5度程度も高く、私の住む仙台地方では、釣れる魚も温暖域の魚が混じりだしています。
先日、やや暑さが納まったので趣味の釣りに出動した。気温は30℃程度。暑いので直接肌に風を受けるようにと半袖に半ズボン。肌の露出部分の顔、首、手、足に日焼け止めクリームをたっぷり塗って、帽子(キャップ)を被って出発した。冷水を水筒で持参し、途中でポカリスエットを入手し、暑さ対策は万全に思われた。
海は意外に風がなく、蒸し暑かった。最初に大きな渡蟹がかかり手応え十分、ポカリスエットと冷水を飲みなが2時間程度遊んでいたが、少し目がかすみ、なんかめまいを感じたので、熱中症を危惧し、魚入れのクーラーボックスから氷を取り出し首周りや脇の下に当てたが、今度はムカムカと気持ちが悪くなってきた。熱中症になったことがある友人から症状を聞いていたので、これはまずいと思い、竿をそのままにして、車に戻って横たわってエアコンの冷気を浴び、トイレが近くにあったので用を足し、さらに車中で身体を冷やし続けてやっと落ち着いた。
竿を撤去して、車のエアコンをバンバン回し、自宅に戻った時には症状もなくなっていた。
さて、万全の熱中症対策で臨んだ釣り、何が原因かを色々とNETで調べてみた。
それで分かったのは半袖、半ズボン姿で、素肌部分に日焼け止めクリームをたっぷり塗ったことが原因と自己判断できた。素肌部分に直射が当たり、急激に体温が上昇、ポカリスエットと冷水で水分補給をしてたものの、素肌に塗った日焼け止めクリームで汗線がふさがれて汗が出ずに気過効果による体温の冷却がなされず。よって熱が体内に閉じ込められた状態になって熱中症を発症というメカニズムです。
私は専門家ではないので、戸外での
熱中症対策はこうあるべきと指導できる立場にはないが、水泳等の身体を直接冷やせる遊びは別として、夏の直射下でのアウトドアは日除け対策に日焼け止めを使うのではなく、風通しのよい大きめの長袖、長ズボンスタイルがよいと分かった。
熱中症発症のメカニズムを理解していれば、ただ涼しい格好がよいという考え方が正しいとは限らない。
アウトドアの好きな私は山歩きは従来より長袖、長ズボン姿を常としていますが、これは虫刺されや怪我防止のためでしたが、結果的には熱中症の防止にもなっていたようです。
日焼け止めの利用は紫外線による日焼け予防であり、熱中症対策にはならず、使用によっては逆効果となることを学んだ事件でした。