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【短歌】枡野浩一さんの「毎日のように手紙は来るけどあなた以外の人からである」「てのりくじら」を読んで


以前投稿した記事で手に入らない枡野さんの「ますの」という歌集のことを書きました。


そして最近気づきました。「毎日のように手紙はくるけれどあなた以外の人からである 枡野浩一全短歌集」に収録されていることを。


今までの発行された歌集何冊分も入っていて、お得ですね。

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誕生日おめでとう きょうも好きでした あしたもきっと好きだと思う

書くことで落ちこんだなら書くことで立ちなおるしかないんじゃないか

無駄だからやらないんだね 無駄のない人生なんて必要あるの


ストレートな言葉で、ときにはぐさっと刺してきます。



以下は「てのりくじら」にもともと収録されていた歌です。


こんなにもふざけた今日がある以上どんな明日でもありうるだろう

殺したいやつがいるのでしばらくは目標のある人生である

もう愛や夢を茶化して笑うほど弱くはないし子供でもない

ちなみに、以前のどれみふぁんくしょんドロップの記事はこちらです。

今回の全短歌集「毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである」では、フォントがゴシック体に対して、ドレミふぁんくしょんドロップとてのりくじらは、かわいいフォントで絵本のような歌集。




同じ歌でも本のデザインで印象が全然違うので、そこも面白いなと思いました。


また、俵万智さんとの「往復書簡」もありました。インタビュー記事やあとがきなど、他の歌人の方との書籍間のつながりを発見したときには、読んでいて嬉しくなりますね。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
ではまた



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