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モダニズム? 横浜市庁舎(神奈川) 村野藤吾
1959年竣工 鉄筋コンクリート造
この時代は多くの市庁舎が建てられた時代で、歴史的に保管される建築物も多い。その候補の一つとなる建築。
村野藤吾さんの庁舎の建築としては初めての作品(尼崎市庁舎 宝塚市庁舎がその他作品としてある)
市会棟 行政棟 市民広場の3棟にわかれており、正面が市会棟。左の一部が市民広場。
村野さんは超人で生涯で作られた建築はすごい数、しかも90歳を超えても
バリバリ仕事されていて、亡くなる前日も仕事されていたそうです。
階をまたがる窓がアクセントになってますね
外壁面は、構造物のコンクリートで枠取りされており、そこに面が負ける形で、レンガ調タイルが貼られている
京都ロームシアターが思い出される。前川國男さんの建築↑
この同時代の建築家である「前川國男」というと「モダニズム」という印象があるが、村野藤吾に関しては様式にこだわりがない、多様な建築をしているイメージがある。
いろんな建築を見てみたくなるのが村野藤吾建築の魅力だと勝手に思っている。
右側の四角い枠にはめ込まれた「逆M」の鉄骨は、耐震補強である。
レトロフィット工法と呼ばれる。
中の空間は明るすぎない心地よさ。
なんかプライバシーが保たれる感じがある。
最近の市庁舎は比較的「開放的で明るい」作りが多い印象なので、
こういった時代の雰囲気に触れるとその違いが少し面白く思う。
てすりの感じとかとても良い
関内駅からすぐなので、近く寄ったときに是非訪れて頂きたい建築。