卵殻蒔絵(らんかくまきえ)
卵の殻を粉末にして金銀粉同様に蒔絵を描く技術があります。
トップ画像は卵殻粉を漆で塗り固めた状態(左)と、それを木炭で研ぎ出した状態(右)です。
長い工程なので最初のほんの数秒だけ動画にしました。
よく見ると、白い卵殻粉が少しずつ黒漆の下から出てくるのが分かります。
とても時間の掛かる研ぎの作業です。
卵殻は江戸・明治期以降に漆藝材料として用いられるようになったとされる比較的新しい素材です。
柔らかいはずの卵殻が漆で塗り固めると
恐ろしい硬さ
になります。
この硬い層を砥石や木炭で研いだり塗ったりする作業を数回繰り返し、徐々に磨き上げます。
YouTubeに時々手仕事の様子も投稿しているので、どうぞご覧下さい。
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