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ズレてるラジオ 3 アニメSPYxFAMILYを見て

はい、ずれてるラジオということで。その辺のおっさんが音声入力に向かって喋ったのをほぼそのままテキスト情報としてのっけるというものです。
タバコやお茶のお供に。ネット漂流の中継地、あるいは流刑地として下らない雑談をお届けします。

久しぶりにね、喋りたくなったので投稿しようかなと(笑)。

というのもSPYxFAMILYのアニメを見てましてこれについて思うとこあって。原作も読んでるんですけど改めて面白いなぁと。

若干のネタバレが含まれるので嫌な方は戻ってもらうとして

夫がスパイで妻が殺し屋で子供がエスパーなんだけど全員、全く血がつながってない。
そんで基本的にはお互いがお互いの能力や職業を知らないという設定なんだけど

昭和とか平成の初期だったら、子供とは血がつながった家族で、何なら祖父母もいて、全員が全員の能力と職業を知っていてその活躍を描くという話になってると思うんだけど、お互いがお互いの秘密を知らないまま進行していき、かつ本来なら1番秘密を隠しやすい、そしてばれてはいけない存在である幼い子どもに全部バレているというのが新しいなあと。子供、エスパーで思考が読めるので。

気づいていることに気づかれてはならないという情報戦の基本をその道のプロである夫では無く子供が徹底しなければならないというね。これだけでもう設定勝ちなところもあるわけで。

んで、全員血がつなっていないというのもいいとこで、一通り家族って素晴らしいよねという紋切り型をやった後というのもあるし
やっぱ家族って言っても結局は組織経営とか組織の運営管理ですからね、だめなとこはだめだよねって。
無理に仲良くしなくてもいいじゃんとかLGBTQをはじめとした多様性が共通認識として形成されていっている流れに自然に合流した感じがあって。

これで内容がシリアスすぎるとそれこそ90年台後半から00年台の前半っぽくなると思うんだけど、そこを適度に明るくサクッとまとめてるのがこれまた今っぽいわけで。

それに加えて声優さんもうまくはまってて、オープニングテーマやエンディングテーマもきちんと歌詞にそういう内容がうまく含まれていてこう、それこそファミリーのようにね、総合力がすごいことになってるという(笑)。

これも好みの問題とは思いますが星野源さんの曲、「恋」ももちろんいいですけどね、このエンディングの「喜劇」の方がはるかにヤバいと自分は思ってます。

これもタイトルの名前を曲中に、主にサビに使うような時代があって、そこからそれはダサいから雰囲気があってるアーティストを使おうという時代を経て、アーティスト側がその作品を消化して曲に反映させるという1周まわった感があるなと。
実際、アーティスト側と制作依頼側でどういうやりとりがあったのかなんてのは全く知らないまま喋ってますけどね。
まあここは所感を言う場所なので。

「胃がもたれていく」なんてのもそれこそ今っぽくてすごく好きです。

今回はこの曲にしてみました。大所帯ならではの総合力をどうぞ。

アーティスト: Broken Social Scene
曲: almost crimes

https://youtu.be/k2u-62zaEvU

購入、サポートへのメッセージに掌編を5つに分けて載せています。 ランダムに表示されるはずなので気が向いたら集めてみてください。