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よるを数えるための七つの祈り方について


よるを数えるための七つの祈り方について / 唯乃依

輪郭を描いた
そのフチが 流れ壊されるのを
僕らは 見ていた。
見ていた。

星は絵を描く
端はキャンバス/あぁ中を溢れた!

あふれた!

溢れた!!!
溢れたのを見た

1.祈るとは 
指折りと数えた名前をつけることで
2.祈りとは
名前も理性の枠も全てを壊す流れだ

3.祈るとは、
星をひとつ ゆび先で落とすことだ

4.祈りとは
涙の先のにじむのを照らしたいと思うことだ

それで18,僕は想った
やむなく止まらざるを得なかった誰かの心臓が、誰かの祈りを無視したが

僕ならきっとこうだ!

想いを描く筆先を見た
見た
見た

神様もみてた!

5.祈るとは、
もう会うことのできないあなたを思うことで

6.祈りとは
それでいて それは叶うことのないものだ

祈るのは、星の中、二人で泳いだ、町のことだ

祈るのは、君が今、涙を流さないことだ。

祈るのは、この胸が、夜には壊れてしまうもので、

溢れたら終わりだと覚えていて

おぼえていて!!

きみのこと!

おもいだす!

すこしでも忘れるのが怖いからで

祈るのは、星 きみが辛くないと思うことだ

おかしくなる

おかしくなる

おかしくなる

おかしくなる

7.祈るとは、

指折りと、君に会えない日を数えることだ。

0.祈るとは。 

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