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その時止まった 時が、息が 一瞬何もかも凍りついた その時見えなくなった 色が、音が 蔓延る…
あの時あの日に見たまるは 白くて小さなまるだった 消えそうでそこにないまるだった 円に見え…
あの日燃え上がった炎は今はもう だから許そう 許したい でないと動けない 心は縛られたまま …
あの日があの人の気まぐれでも構わない あの日があった 私はそれを信じている 明るいひだまり…
あっ! … 消えてった。 何故? 消えるくらいなら何故浮かんだ? あれは一瞬だった あれは幻み…
「この世に必要ない人はいない!」 かつての私が放った誰かの言葉 それが慰めにならないのは今…
帰っておいで 誰かといつかの日に約束した それは事実で覚えてる でもあれは誰だったかな 今もその人は覚えているかな 私は覚えてる でも帰れない 帰り道を知らない
まだ、鼓動が治らないまま嫌いな朝を迎える 消えたい消したい無くしてしまいたい 昨日壊した絆…
姿のない 色の分からない でも穏やかな ふわふわ柔らかそうな あの小さな それに触れられそう…
長く長く、突然生まれ伸びてきたあれは何だろ? 何のためだろ? 何処まで行くのだろ? 果てま…
誰もいない白い時間 窓の向こうのもやもやは私の心の霧のよう あの奥に何の影が見える 信じて…
さ、あの向こうが君のこれからの場所だよ 誰かがそう言って手を引き私をここに連れてきた 春…
行かないで 行かないで 忘れないで 忘れないで … 時と共に小さく遠くなる叫び声 あれは誰だっ…
白い白い真っ白い 光の中で見せた笑顔は その意味は でもそれは私のものじゃない 光に包まれて消える 消えて行ってしまう 光の中想ったあの笑顔 私は動けないいや動かない 私じゃない誰かの笑顔を追う気にならない だからあの笑顔と反対方向に歩みを進める さよならさよなら この日がずっと怖かったんだ 仕方ない いつかそうなる運命なんだ その背中が見えなくなるまでに私は帰る