暗闇と空白
18で死ねなかった自分にはもう価値は無い
作品になれなかった自分にもう生きてる意味は無い
流れ星を見る度に、何も願うことがない自分を思い出してしまう
自分がいま何を考えているのかも分からない
夢を見ているような景色がただ脳裏に広がっている
前までは真っ暗闇の中にうずくまっていた
うずくまる自分を眺めていた自分がいた
どちらが本当の自分なのかは分からない
でもどっちも本当じゃない気がしていた
いま頭の中には空白しかない
右を向いても左を向いても、不安になるほどの、白
遠く地平線も見えないくらいに
その広すぎる白を見て、どこかへ行くことを諦めてる
呆然と立ち尽くす私がいるのを感じながら、私は今日も笑った