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IRIAMの左側を行く!
人生の夏休みである学生時代にインターネットが大好きになった
就活に失敗してブラック企業で死にかけた
そのあとベンチャー企業で会社の平和と業績を追いかけたら、
本当に死んでた
そして戻ってきたインターネットは何かあの頃と違っていた
あんなに”若気の至り”だと思っていた「あの頃のインターネット」を取り戻したいと活動するなんて、気軽にライバーデビューしたときは思っていなかったんです…
限界社畜幽霊、IRIAMライバーになる
初めましての方は、はじめまして。
夜野 廻(よるの めぐる)と申します。
IRIAMという配信アプリで配信活動をしている新人Vライバーです。
過労死してなお、起床から深夜まで、月月火水木金金で働いている幽霊です。
約1年前に仕事以外で「自分にしかできないこと」と「自由にやれること」と「自分のしらない世界」を見つけるために配信をしてみようと思い立ち、IRIAMライバーの事務所の面接を受けました。
実は配信をするのは、初めてではなく、大学生の時代にニコニコ生放送という場所で、夜な夜な痛い雑談を繰り広げていました。
(2011~2013くらいのニコ生をご存じの方は当時の雰囲気を想像してください。それです。)
(↑そこらへんの経緯はコチラで読めます。)
この時は「配信や動画でお金を稼ぐ」なんてのは、想像できなかったからこそ、インターネットには混沌と自由溢がれていました!
と、そんな昔からやってきた浦島太郎は、IRIAMも同じようなもんかと思って始めたのですが…
配信アプリの中身は全然違いました。
IRIAMのしくみ
これは以前も別の記事で書いたりしたのですが…
IRIAMの仕組み
IRIAMという配信アプリにおいて、配信者を応援するために「ポイント」というものが存在します。
このポイントは無料で回収するか、課金をすることでポイントを配信画面を彩る「ギフト」に変えて配信中にライバーへ送ることができます。
そして、ライバーにはランクというものが振り分けられており、日々の配信で得られるギフトのポイントに応じてランクがアップしたりダウンしたりするのです。
ギフトとランクは何故必要なのか?
IRIAMのランクは何故必要なのか?
それはライバーの収益に直結するからです。
IRIAMのランクは、ざっくりとわけるとD~Sまであり、B帯からは配信2時間で時給が発生するという仕組みです。
時給はランクが上になればなるほど多く、そして収益化されれば投げられたギフトの一部が還元されます。
つまり「配信でお金を稼ぐことができる」
そのためにギフトとランクは必要なのです。
インターネットってこんなところだっけ?
さて、夜野は配信を「趣味」でしています。
つまりお金を稼ぐ気がないのです。
だからこそ、10年以上前の「たのしいインターネット」ができるつもりで、IRIAMへやってきたのですが、実態は先程書いたようなシステムが配信アプリを支配する世界でした。
そして夜野も典型的な日本人。
デビュー時は事務所のマネージャーさんに言われるがまま、IRIAMのシステムというかフォーマットに則った配信活動をしていたのですが…
心には2つの想いが去来しました。
・なんだか思い描いていた”たのしいインターネット”じゃない
・仕事以外で数字を追いかけるのはしんどい
仕事で毎日数字のことが頭の片隅にあるのに、趣味で始めた配信でメンタルをすり減らしたくない…
これは社畜、夜野にとっては切実な願いなのですが…
より問題として深刻だと捉えたのは「思い描いていた楽しいインターネットじゃない」ということでした。
たのしいインターネットとは
「お前が言う”たのしいインターネット”の定義ってなんなんだ?」とここまで読んで思う方もいるかもしれません。
夜野にとってのたのしいインターネットとは「混沌と自由の結果作り出されるおもしろさ」です。
これは夜野のインターネット原体験が大きく影響しています。
原体験の中身は主に2つ
小学校のコンピュータ室でYahoo!きっずのURLを書き換えてYahoo!JAPANにする方法を同級生の誰かが見つけたときに広がった「おもしろフラッシュ」
インターネットがまだ整備されていなかったからこそ、今ではギリギリアウトなネタたちが小学生の僕らに笑いとワクワクをくれました。
そして時を経て2010年代。
大学生で自分のPCを手に入れた夜野は休みがあれば1日中、ニコニコ動画というサイトにのめりこみました。
ここには
馬を被った人がポーションを自作したり
セガサターンを被った人がメガドライブをドライブさせたり
けいおん!だと思って釣られたVシネマに詳しくなったり
というような、小学生の時に体験したフラッシュ動画よりも多種多様なおもしろい動画がいっぱいありました。
そんな僕のインターネットの原体験の中で感じた面白さは「動画で収益を得ない」からこそ「自由で思いっきりな発想から生まれる」面白さでした。
これが夜野にとっての”たのしいインターネット”です。
だからこそIRIAMでも”たのしいインターネット”を
先に申し上げておきますと、夜野は別にIRIAMの配信収益で生活することを目指す方を否定するつもりもないですし、アプリが推奨しているので、良いことなのだと思います。
ただ、夜野は配信を趣味でするからこそ、自分は”たのしいインターネット”を貫きたいと配信をする中で思うようになりました。
不思議なもので、ニコ動に入り浸って配信をしてたことは、社会人になって黒歴史にしてたのに、そこで味わった”たのしいインターネット”を現在の配信アプリでも絶やさないために配信をすることになろうとは…
そんなわけで、ここ1年の夜野は「IRIAMにはない配信」を心がけて企画に挑んでいきました。
飛行機に乗れるかどうかのチキンレースの耐久をしたり
レモンを1週間丸かじりし続けたり
直近だと政治について後輩と大真面目に語る配信したりしていました。
収益にこだわらないからこそ
「どうしてそうなった」という驚きと
「めちゃくちゃだから」おもしろいを
いつまでも考えてやっていきたい!
なんとなく始めた配信活動は、気がつけば自分の原体験で得たスピリットをインターネットで実現する活動になっていました。
IRIMAのフォーマットに則ってランクアップを考えて目指していくことがIRIAMの右翼とするなら
IRIAMのやり方に沿わずに、自由とたのしいインターネットをいつも目指す夜野は多分IRIAMの左翼だと思います。
そんなわけで、1周年に少しは早いけど、次の一年は「よりIRIAMの左側を行く」ライバーになっていきたいなと改めて決意しながら、これからも頑張っていきたい所存です。
よろしければ、常連さんは改めて、そしてこれを読んで配信にいらっしゃる、ご新規さんはこれからよろしくお願い致します!!