夜の影
星がいつもよりきれいに見れる日だった、数え切れないよ、友達の一人いないぼくも、生き方一つで何かが変わるのだろうか、愛されなくても良いよ、なんてぼくは言えないし、臆病なぼくはむしろ愛されたいと願ってしまう、いつかきみもこんな毎日なら消えてしまいたいと思うのだろうけれど、それでも必死なって生きて、みんなの前で笑うために陰で一人泣いたりするのかな、それでもきみはいつか小さな哲学者を産んで、その子にお母さんと呼ばれたりして、両手から零れるほどの愛を噛みしめるのだろう。
星の正体は死んだ人の魂だったこと、花は人の寿命でしかなかったこと、今日は昨日の続きでしかなかったこと、そこでようやくぼくたちは生きていることに気がついた。
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きみのために風は吹いている
そう思えるのはきみのかけがえのない生活が、日々が、
言葉となって浮かんでくるからだと思う
きみが今生きていること、それを不器用でも表現していることが
わたしの言葉になる
大丈夫、きみはきみのままで素敵だよ
読んでいただきありがとうございます。
夜野