いつも通りの日常がちょっと楽しくなる!『素敵が見つかる当て無し散歩のすすめ』
最近のニュースをにぎわせている感染症の影響で、ちょっとした外出にも気を遣いすぎて疲れてきてしまった方もいるのではないでしょうか?
ストレスの蓄積でちょっとしたことでもイライラとしている人を見かけることも増えてきました。
余裕のない自分を知って落ち込んでしまう前に、何とかしておきたいところですよね。
そんな方におすすめしたいのが、私の好きな当て無し散歩です。
散歩の定義とは
散歩の定義は、「気晴らしや健康などの為にぶらぶらと歩くこと。散策。当ても無く遊び歩くこと。そぞろ歩き」。
などいくつかありますが、私が特に好きなのが、当ても無く散策することです。
県外へのお出かけが難しくなったこの頃ですが、関西から3年前に静岡に引っ越してきた私は、そういえば静岡のことをまだあまり知らないなと思い、始めたのがきっかけです。
皆さんは一番身近な、住んでいる街の素敵なところをどれだけ知っていますか?
はじめは身近なところから
まずはじめに、我が家の周りから散策を始めました。
いつものスーパーへの道をいつもと違う方向へ。
歩き出した時にはこの道はスーパーまで繋がっているかまだ分かりませんし、行き止まりかもしれないドキドキ感……。今は時間があるので気にせずどんどん進んでいきます。
この辺りは住宅街なので、子ども達のはしゃぐ声や笑い声が夕方や休日になるとたくさん聞こえてきていました。近くに小学校があるから、とずっと思っていたんですが……
いつも通らない道の方向には、お散歩や朝夕のウォーキングに最適な自然のお花達に囲まれた遊歩道。そしてその先には子ども達が走り回って遊べるような公園が!
子ども達のにぎやかな声の元はここだったようです。しかも公園から富士山がしっかり見えています。まさに静岡らしいスポットですね。
子どもを遊ばせながら、ママたちはベンチでゆっくりおしゃべりができそうです。
当て無し散歩での発見で、富士山を眺めながらスーパーに向かうようになり、日常の中の癒しスポットになりました。
私の見つけたとっておきの場所
そして私の見つけたとっておきの場所は、御殿場市にある竹林に囲まれた「とらや工房」です。
とらやと言えば老舗で百貨店にあるイメージですが、とらや工房は緑と調和している珍しい場所です。
実はこちらの場所は、御殿場プレミアムアウトレットから帰る途中、たくさんの緑と駐車場の警備員さんに誘われるままふらっと寄ってみました。
私たち夫婦がよくする「帰りは地図を見ずにのんびり帰ろう」をしているところでした。車でも当て無し散歩はできるんです。
都会的で少し外国のような御殿場プレミアムアウトレットの近くに急に現れた竹林に驚きです!まだとらや工房は見えていないので、この時点では何がある場所なのか分からずドキドキ……。
駐車場は意外に混んでいて、この場所を知らなかったのは私たちだけかと思うほどです。
写真中央にあるのが、昭和2年からこの土地にある趣のある山門。
山門からとらや工房までの道は、竹林や梅林、茶畑に囲まれた散策路になっています。こちらの茶畑でとれた茶葉で淹れた煎茶がおかわり自由で提供されています。
鮮やかな緑に包まれて深呼吸すると、爽やかな匂いに包まれます。森林浴という言葉もあるように自然と癒されます。
急に別世界に来たような気がする散策路を抜けると、喫茶室と販売所のあるとらや工房です。
定番のまんじゅう、大福、どら焼きなどに加えて、季節に素材を生かした、とらや工房だけのお菓子が並びます。
5月〜6月は抹茶きんとん、黒糖まんじゅう、4月〜6月はお持ち帰り限定で抹茶羊羹が販売されています。その他にも魅力的なお菓子がたくさんあるので、ぜひとらや工房の公式サイトをチェックしてお出かけしてみてくださいね。
いろはにほへとの座席予約用のブロックも和の雰囲気でかわいいいですよね。
竹林の間から木漏れ日が差し、清々しい空気に包まれながら、温かい煎茶と甘い和菓子が頂ける贅沢なひと時は、日常の嫌なことを吹き飛ばすパワーさえあります。
暖かくなったら季節の風の匂いを感じられるテラス席もおすすめです。
季節によって変わるお菓子や景色に、何度行ってもまた楽しめる素敵な場所です。
当て無し散歩の魅力は伝わったでしょうか?
今のところは「とらや工房」が私のとっておきの素敵な場所ですが、これから夏や秋がきて、まだまだ当て無し散歩は続いていきます。
素敵なところが見つかったら、SNSに載せて紹介してみるのも良いですよ。
そこからまた友人関係が広がったり、もっと良いところがあるよと教えてもらえたりもします。
こんなに素敵な場所ですが、散策してみないと出会うことはなかった場所なので、まだ知らない魅力が発見できる「当て無し散歩」おすすめです。
いつもと一本違う道を選ぶだけで、いつもと違う駅で降りるだけで、そこには素敵な発見や出会いがあるかもしれません。
まずは身近なところから始めてみてください。感染症が落ち着いたら、今度は足を広げて県外や海外へも。
いつも通りの日常が少し楽しくなりますように。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?