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就職氷河期世代の私。過酷だったけど過酷さに気づかない程アホだった

私は世代で言ったら就職氷河期世代でございます。

それも、リーマンショックとITバブル崩壊で氷河期中の氷河期と言われた不運な世代です。

この世代の人は新卒で正社員になれなかった人が多く、その影響で今でも派遣社員や非正規雇用の人が少なくない世代。(確かに私、いまも非正規雇用者)

ところが新卒のその頃私は、ちんたらバイトで一般事務と水商売をしながら「音楽業界に就職したいナ〜 まあ中途でできるっしょ」と実に呑気な構えでした。

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ええ もう 特に何も考えておらず ぶん殴りたいほど あほでしたよ。



そして実際、数年後に中途でレコード会社に就職。

しかしレコード会社といってもソニーとかエイベックスではなく、その頃はインディー音楽全盛期でございましたので、なかなかメィニアックな音楽レーベルだったんでございます。

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ちなみに、かなりの薄給でした。まあこれは、今でも音楽系の仕事はそうです。


それでも、好きを仕事にして幸せ。私いけてる!と思っていたし、あのみなぎる活力は何なんでしょうね。

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若さと、ある意味宗教じみた「芸術に全てを捧げる精神」としか言いようがありません。


そして音楽の会社だから、普段仕事でお会いするのはタワレコとかHMVのあんちゃんたちですので、皆さんレイドバックした感じでした。


そうそう 思えばサブカルも全盛期でしたなあ。

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・・・でその後色々とありまして、結局30歳すぎで全く未経験の分野に転職。

こちらは老舗の大企業。

新しい会社も大した給料ではなかったけれど(非正規雇用)、音楽レーベルの薄給に慣れ親しんでいたワタクシにとっては給料アップでした。

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私たち世代は、まっとうにやっても苦労を強いられてきた世代なのかもしれない(そしてこれからも)。

でも私は全くちゃんとしていなかったし、アホなせいで自分がブラックな音楽レーベルに何されているかにも気づいてなかった。


そう、あれは・・・レイプだった。(やりがい搾取というやつ)

そしてレイプされてるのに気づいてない位、本当にアホだったと思います。

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アホは最強!

でも私はもう、小利口な大人になってしまった。


※過去記事の転載です。