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推しの誕生日にその功績を称える

これまでも複数の記事において、彼について書いてきた。
だがそのいずれも、足りない。
彼の魅力をお伝えするには足りなすぎる。


私の非常に偏向した音楽記事を読んでくださっている方はおわかりであろう。

ボカロP、きくお。
今日は彼の誕生日だ。よってここにその功績を称えたいと思う。


彼がこれまで成し遂げてきた功績の数々は、簡単にご紹介させていただく。
今日、私が一番お伝えしたいことはそこではない。
最も伝えたいのは、今現在、彼が遂行している偉業についてである。


ボカロP。

1988年生。2003年に音楽制作を開始。

2010年、VOCALOID楽曲初投稿。

2016年、ニコニコ超パーティー2016 inさいたまスーパーアリーナ出演。

2017年、高等学校用教科書「高校生の音楽1」(教育芸術社)楽譜と顔写真掲載。

2022年、「愛して愛して愛して」Spotifyにおいて、VOCALOID楽曲再生数世界1位を達成。

NHK「プロフェッショナル仕事の流儀 究極の歌姫 バーチャル・シンガー 初音ミク」長期密着取材を経て出演。

2023年、YouTubeチャンネル登録者数100万人達成。

Rolling Stone Japan「世界で活躍する日本のアーティスト10組」に選出。

サウンド&レコーディング・マガジン「Private Studio 2023」特集。

2024年、ボカロP史上初のアメリカツアー完遂。

「愛して愛して愛して」全世界で最も聴かれている日本の曲TOP10にランクイン(Genius Japan)。

https://kikuo.jp/


こちらのバイオグラフィでもサラッと書かれてあるが、
今年、きくお氏はボカロP史上初となる、アメリカツアーを完遂した。

きくお氏は、事務所やレーベルには所属しないフリーランスの『野生の音楽家』である。
この意味が、おわかり頂けるであろうか。
海外でのフェス等への出演応募、公演用ビザの取得、100万円程度のビザ申請費用の支払い、ビザ申請の為の100枚以上の資料作成、著名人からの推薦文の根回し、等々、これらの準備の一切合切を、個人でやらねばならないということである。

きくお氏は音楽家である。人々の心を震わせる音楽を作る人である。
これらの手続きの全てが彼をどれ程疲弊させたのかは想像に難くない。

それでも氏はあきらめることはなかった。
アメリカでライブをしたいという一心で。

結果的に、これらのビザ申請手続きが間に合わず、出演予定だったイベントへの出演は叶わなかった。
だが、きくお氏もカバー曲を作った、「My Time」の作者である友人のボーエン氏が、アメリカでツアーをやるとのことで、これに誘われ、共に12公演を周ることとなった。



かくして、ボカロPとして史上初となるアメリカツアーが実現したのだ。

そして、ここからが本題である。
まずはこちらをご覧頂きたい。



そう、きくお氏は今、ワールドツアーの真っ只中にある。
中国を皮切りに、南北米、オーストラリア、ヨーロッパ各地、全38公演。現在はちょうどアメリカ公演を終えたところである。日程がエグい。

刮目すべきは、各地の盛り上がりだ。






キミハ デキナイデキナイデキナイコ~♪!!!


各地で、
『キミハ デキナイ デキナイ デキナイコ~♪!!』
の大合唱である。

これに対し、きくお氏はこのようなポストをしている。

つまりはそういうことである。

世界各地できくおが求められている。

わたしたちがきくおを見つけたのではない。
きくおがわたしたちを見つけたのだ。そういう音楽を作る人である。
そしてきくおは世界中の彼らに会いに行く。


ボカロ界隈できくお氏の名を知らない人は居ないが、国内における一般的な知名度はまだ高いとは言えない。
逆輸入的に、海外からきくお氏の名前が日本に知れ渡る日が来るのもそう遠くはないかも知れない。






如何だっただろうか。
彼の魅力について微塵でもお伝えできたなら幸いである。


最後に、ひとつ重大な事実をお伝えして、この記事を終えようと思う。


冒頭でも述べたように、本日9月21日はきくお氏の誕生日である。
ハッピーバースデイ!!!


そして今日は、





私の誕生日でもあるのだ。





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