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遠い記憶
昨晩は案の定、熱が上がりまくり、ひたすら水をこまめに摂りつつ身体の痛みにうなされておりました。
今朝まで熱が上がったり下がったりしていたけど、今は落ち着いて、おふとんの中でゆるゆると過ごしています。
高熱が出たら年末のご挨拶が出来なくなるかと思い、投稿した昨晩の記事でした。
おもいっきり、"年内これで最後"感を出しといて、今日も投稿するという。
しかも大晦日の、2024年残り数時間というタイミングで、記事を上げてもあんまり読まれないかな?と思いつつも、
メインイベントの影でひっそりと暗躍している何かのようで、ちょっとワクワクしてみたり。
みんなどのように大晦日過ごしているのかな?
テレビとか見ますか?
私は普段はほぼテレビは見ないけど、紅白だけは何となく見ちゃう。
子どもの頃からそうだったからかな。それがないと何だか味気ない感じがしてしまいます。
皆さんの記事を巡っていたら、年末に体調を崩されてる方をチラホラお見受けし、やっぱりそういう時期だよな、と感じたりしました。色んな意味で。
ひとり静かに過ごしていたら、思い出したのが遠い記憶。
ちょっとしんみりしちゃって、
詩にしようかと思ったけど、なんだか色々書きたかったから、思い付くままにゆるゆると書いてみる。
あれは幼稚園の頃だったか。
小学生だったか。
家のリビングの大きなソファー。
その足元にうずくまり、わたしはソファーカバーの分厚い生地の端っこを、ギリギリとありったけの力で噛んでいた。
何歳かも覚えていない。
何かあったのかも覚えていない。
どういう感情だったのかも覚えていない。
だけど
ギリギリと思いっきり喰いしばったあの歯の感覚だけは、とても鮮明に覚えている。
何か嫌なことがあったのかな?
お母さんに怒られたの?
それとも生えかわる歯がむず痒かっただけかも。
きっとその時の気持ちを言葉にすることなんてできない。
遠い記憶の小さなわたしの背中に、声をかける。
がんばったね。
えらかったね。
こわくないよ。
大丈夫だよ。
気付けば歯をギリギリと喰いしばっている私の、顔のあたりの緊張がふっと解けていく。
がんばったね。
えらかったね。
こわくないよ。
大丈夫だよ。
遠い記憶の小さなわたしが、
私をほどいてくれる。
今度こそ皆さま、良いお年を。
今夜は熱が上がらないといいな。
皆さま健康でありますように。