なぜ2016年に新たに活版印刷工房を開いたのか?―活版印刷ユニット「まんまる〇」に聞く①
西日暮里駅と田端駅の中間あたり、荒川区の住宅街の一角に、小さな活版印刷工房がある。
2016年にオープンしたこの工房を運営しているのが「まんまる〇」。デザインや営業を担当する若林亜美(わかばやし・あみ)さん、印刷を担当する竹村渉(たけむら・わたる)さんの夫婦による、活版印刷&デザインのユニットだ。
私は2018年、どうしても自作の同人誌の表紙を活版印刷で刷りたくて、まんまる〇に印刷を依頼した。紙とインクは実物を見て相談して決めたいとお願いしたら快諾していただき、工房を訪れたら