見出し画像

【ゲーム感想】「ドラえもんのどら焼き屋さん物語」:やらされ感は皆無だけど、永久にTO DOを課せられる止めどころのないお店づくり。

リリース時から気になっていた「ドラえもん」モチーフの街づくりゲーム、Steam版をクリアしました。カイロソフトのゲームは初めてで、Steam Deckとの相性がめちゃくちゃよかった。

デフォ店名の「のびドラ堂」がそれっぽすぎてそのままに。

やることとしては「どら焼き屋さん」という名の巨大エンタメタウンみたいな場を作り、お菓子やサービスで売り上げをたて、お客さんの満足度を高めていく、っていうサイクルなんだけど、後半まで細かいタスクがずーーーーーっと山積みで、そのひとつひとつがテンポよくこなせちゃうので延々と消化できます。隙間時間がぜんぜんない。

この辺のテキストセンスはなんとも独特。

なので、序盤は主体的に店(街)づくりをするというより、TO DOの処理だけで時間が溶ける。それがやらされ感とか作業感とかあるかというとそんなことはなく、新しい要素やキャラクターの登場と噛み合って、ずっと面白いのがすごい。

「ヘビー・スモーカーズ・フォレスト。」

さすがにキャラクターごとのストーリー性は薄めなものの、「ドラえもん」の枠を超え、藤子・F・不二雄氏の生み出したキャラクターやアイテムがとんでもない数登場するのも愛を感じます。

そしてお客さんが全員トンガリ(の姿)になったりもする。

金欠でもドラミちゃんが助けてくれたりと、クリアまでならゲームの難度は抑えめだけど、工夫の余地もいろいろあって、やり込み要素もたくさん。
ある程度タスクを消化するペースが落ちる中盤以降も、お店や売り物の強化やメンテナンス、売り上げアップのための整地とかをこなしていくとずっと手を動かす必要があります。

「ミノアのお願い」が牛丼屋さん作りというメッセージ性の強さよ。

緊張感は薄いけど、切れ目なく楽しくゲーム内の1年間が過ぎました。藤子・F・不二雄氏の漫画に親しんできた方なら文句なくおすすめだし、街づくりゲームとしても遊びやすくお値段も抑えめなのでお気軽にどうぞ。今なら対応機種もさらに増えてて遊ぶハードルさらに下がってますよ。

好きな作品でてくるとうれしいね。


いいなと思ったら応援しよう!