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#9 誰のために芝居をやるのか?
どもども、萬です
たまにはフック船長以外の写真を見出しにしようと思って
昔のブログから写真を引っ張りだしてきましたw
どんな役か気になりますよねw
桃ずきんちゃんですw
さて、今日も元気にやってまいりましょう!
最近何を書いたもんかと悩んでおりましたが
とりあえず、私のことを知ってもらうのが先かなぁということで
過去の経験と私の役者としてのマインドをメインで
書いていこうと思います
さて、では今回のタイトル
【#9 誰のために芝居をやるのか?】
今回の話は以下の項目にわけて話をしていこうと思います
【3年目の究極の選択】
【そして誰もいなくなった...そして...】
【すべての責任は自分にある】
【誰のために芝居をやるのか?】
【まとめ】
では始めてまいりましょう!
某テーマパークでの契約が終了したのち
元々所属していた劇団ウエストに戻ったのですが
入団3年目にして、劇団のリーダーになりました
「へぇ~自慢話ですか?」
そう思われる方もいらっしゃるかと思います
でも、そんなことは全くございません
【3年目の究極の選択】
私が、劇団に戻るタイミングで
内部分裂が起こりました
当時外部から講師に来ていた先生についていくか
元々劇団のオーナーのもとにのこるか
3年目の若造が究極の選択を迫られるのことになりました
外部から教えに来てくれた先生は
私のことをかなりかわいがってくれた先生でした
今でも思いますが、私が舞台役者として大成できたのは
この先生と出会えたことだと思っています
一方、劇団のオーナーとはこの時点では特にかかわりもなく
劇団に残らないといけない恩義も特にない
散々、悩んだあげくどうしたか...
私は劇団に残りました
いやー、ボロッカスに言われましたねw
丁寧にお断りさせていただいたのですが
以降和解することはございませんでした
でもね、私はそれでよかったと思います
確かに演技、ダンス、歌...は教えてもらってないかな?w
様々な技術を教えていただきましたが
この人の元では楽しく芝居をすることができなかったのです
少しでもまずい芝居したらブチギレられて
モノは飛んでくるわ、蹴りが飛んでくるわ
怖くて顔色をうかがいながら芝居してましたね
そんな中、某テーマパークで自由に芝居をするということを覚えて
俺は楽しく芝居がしたい!
そういう気持ちでいっぱいになりました
という感じで、私は劇団に残り
先輩たちはこぞってその先生についていくことになり
30人近く所属していた劇団ウエストは
10人にも満たない弱小劇団になってしまったのでした
【そして誰もいなくなった...そして...】
先輩たちがいなくなった劇団で
一番の古株が私と同世代の人間だけになってしまいました
誰も頼れる人がいなくなったものの
団体としてリーダーシップをとる人間が必要になります
そして
私に白羽の矢が立ったのです((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
そこからは私、必死でしたね
先輩たちがいなくなった劇団で
「なめられてたまるか!」
と必死になりました
先輩たちには敵意むき出しで張り合ってましたね
今では仲良くさせていただいておりますがw
まぁ若さゆえの過ちって事で
でも、すべて過ちというわけではないですね
おかげで役者としても人間としても大きく成長できたと思います
そして劇団のリーダーとなったことで一番に考えていたこと
それが、責任を持つということです
【すべての責任は自分にある】
若干23歳の若造で
この考えを持つことができたのは
当時の劇団の環境が大きかったのではないかと思います
劇団の仕事、幼稚園周りの「サークルステージ」
その他劇団の自主公演や依頼の公演
外部の劇団の公演に出演するとき
すべてで
「オレは劇団の名前を背負っている」
という意識をもって望んでました
自分が失敗したら、次(の仕事)はないかも知れない
自分が下手をしたら、もう声がかからないかも知れない
自分がしくじれば自分の劇団がなめられる
常に背水の陣で臨んでいました
そう考えることで
どの仕事にも真剣で取り組み
自分の演じる役を徹底的に追求し
見に来てくれたお客さんに満足して帰ってもらう
そういう意識をもって取り組むことができました
【誰のために芝居をやるのか?】
私の偏見かも知れませんが
ここ数年見てきた芝居は
言葉悪く言いますと、マスターベーションな芝居が多いと感じました
なんか自分が自分に酔いしれているというか
見ていて虫唾が走るんですよね
なんで高い金払ってお前のオナニー見なあかんねんってw
自分が芝居をするのはなんのためなのか?
そう考えている役者さんってどれだけいるのでしょうか?
私が考えるのは
お客さんのため
共演者のため
協力してくれるスタッフのみなさんのため
それが結果自分のためになるんだ
という気持ちで取り組んできました
若干23歳のガキンチョのときからですよw
ある意味とんでもなくいい経験をさせてもらいましたわ
【まとめ】
自分が一体何のために芝居をしているのか?
芝居をしようとしているのか?
そこを一度考えてみてはいかがでしょうか
芝居を始めるきっかけは不純で結構です
しかし、舞台に役者として立ったということは
そこに金銭が発生しているということです
そのチケット代に見合うのはもちろんのこと
それ以上のものをお客さんに提供して
よかったと思って帰ってもらう
そのためには
自分がその芝居の歯車の一つとして演じて
役者やスタッフが一丸となって
最高の芝居を作る
それが役者の責任だと思っています
それができるようになったとき
役者として大成していることでしょう
自分が何のために芝居をするのか
是非考えてみてください
ではノシ
今回の記事は以上です
私が芝居をする上でもっとも大切にしていること
その考えに至る経緯を今回は書かせていただきました
自分の満足している演技をお客さんに見せるのか?
お客さんに満足してもらえる演技を自分が見せるのか?
同じようでまったく違います
一人でも多くの人が
そこに気づいて芝居というものに取り組んでいけば
舞台芸術というものが
広く認知してもらえるのではないでしょうか?
もう一度演じるということの意味を考えてみてください
ではノシ
最後までご覧いただきありがとうございます
これからも俳優を目指す若い才能に向けて
私が大事にしてきたことや
技術的なノウハウを届けていきたいと思います
ここまでご覧いただいて
楽しかった!参考になった!という方がいらっしゃいましたら
コメントやスキをよろしくお願いいたします!
そして、もし応援してあげようという
心優しき人がいらっしゃいましたら
この下から...よろしくお願いいたします!
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