SHOWROOM(動画)と、Voicy(音声)を比較して分かった5つの共通点とは?
SHOWROOMと、Voicy5つの共通点
1.配信者側もスマホに最適化されている
2.更新頻度が高い
3.配信のクオリティを気にせず発信できる
4.国内中心のサービス
5.個人をエンパワーする
↓もちろん違いもいっぱいあります...
SHOWROOMと、Voicyの仕組みによる違い
1.配信者を制限
現在(18/3/21)のVoicyでは配信者を許可制にすることで、配信コンテンツのクオリティを担保する施策を取っている。SHOWROOMは誰でも配信者となり配信することが可能。
2.一つの配信が短い
Voicyは、10分間で音声録音が強制終了するという仕様になっているので、SHOWROOMでよく見られるようなダラダラと長時間配信する配信者は存在していない。
3.ゲーミフィケーションの活用
SHOWROOMでは全ユーザーに対してランク付け、仮想通貨やアイテムをサービス内に取り入れることで視聴者と配信者が、互いに協力して高め合うという、インセンティブ設計ができている。
4.ライブ配信に限定
現在(18/3/21)のSHOWROOMは、ライブ配信に限定していて、その理由として考えられることとして、配信者にファンを付けることを目的にしているためではないかと思います。ライブ配信にすることで、配信コンテンツ自体に稀少性を与えることができて、アーカイブでは感じられない距離感(リアルタイム性)を作り出すことで、親密度を高めファンへと繋げている。
5.アーカイブ配信に限定
現在(18/3/21)のVoicyは、アーカイブ配信だけに限定することで、配信者に対してデータがストックしていく意識を持たせることで、少なからずコンテンツのクオリティを担保しています。
↓実は根っこの部分にも違いがあります...
SHOWROOMと、Voicyの根本的な違い
1.配信フォーマットの違いによるメリット、デメリット
▼SHOWROOM(動画配信)
メリット
・内容が薄くても外見だけで価値を出せる
・動画配信でないと価値を出せないコンテンツが存在する(ダンスなど身体を使うパフォーマンス、ハウツー系など)
デメリット
・視聴しながら他のことができない(ながら作業ができない)
・パケット通信量が気になる(5Gによって改善されるかも...)
・配信者が配信する際の敷居が高い(映像による影響が多く、服装を気にする外見に関わることや、自宅で配信すると場所が特定される等々)
▼Voicy(音声配信)
メリット
・声質に自信があれば活かせる
・喋りがうまければ活かせる
・配信者が配信する敷居が低い(聴取者から配信者への転換率が高くなる)
・視聴しながら他のことができる(ながら作業できる)
デメリット
・聴くだけなのでコンテンツのクオリティを求める傾向がある
・当たり前だけど**無言が通用しない
2.ビジョンやターゲット(ビジネスモデル)が明確に違う
▼SHOWROOM
「誰もがスターになれる仮想ライブ空間」
ビジョンは、全ユーザーを対象としてスターになりたい夢を実現できるプラットフォーム!メインターゲットは、アイドルを目指す若い女性とそのファン。重要なポイントとしては、時代の流れを完璧に捉えていること。
▼Voicy
「音声の時代がやってきました」
ビジョンは、音声配信サービスを新たに定義するということ?現時点でのメインターゲットは、意識高い系の人達になっているので、このままいくとNewsPicks系に近い人達が集まってくるのではないかと予想。重要こととしては、まだオープンβ版のような状況なのでこれからどのように変化していくのか楽しみ。
↓時代の流れって何?と思った方は...
時代の流れとともに、普遍的に受け入れられるものは変わる
・機能別組織→プロジェクトチーム・会社名→事業内容やそこで働く人の魅力・マネジメント→ファシリテート・クローズ→オープン・外発的動機→内発的動機・フリーアドレス→リモート・単独収入→複数の収入・許可→謝罪(小さなことは許可は取らず、やってみて失敗したら謝る)・所有→シェア・クローズなR&D→コクリエーション(新しいサービスは定性的な分析が重要)・管理→信頼 等々
引用元:【須藤憲司】これからのビジネスは個のエンパワーメントに賭けろ
↓時代の流れなんて関係ない!と思った方は...
時代の流れには逆らえない
新しいサービスを作り出す前提として、時代の流れには逆らえません。なぜなら時代の流れは、流転ではなく螺旋状に進んでいくからです。もう少し詳しく言うと、単純に時代は繰り返しているわけではなく、同じところを通過せず取捨選択して新しい道筋を作り出しているため、順を追っていかなければ辿り着けないからです。
↓テキストになると、やはり長くなる...最後はまとめて終わります。
まとめ(個人的な感想)
Voicyのヘビーユーザーとしては、今のフェーズで目標となるトップ配信者を集めて、次のフェーズでは素人の音声配信者を発掘して、育てあげることを目的にするプラットフォームへ進化(SHOWROOMも初期段階での配信者はアイドルやタレントだけに限定していた)を遂げて欲しいと願うばかりです。(配信者になりたい...)
ZZZ...