イラスト・ラフ〜カメラ好きな猫の親子
イラスト・ラフを作りながら、
個展に向けて創作していきたいと思います。
親子がまっすぐ見つめる先には、おそらく被写体。
お父さんと一緒に、休日。
電車を撮りに「知らない駅」に降りてきた。
会話は苦手な親子。
ひたすら撮影のことしか頭にない。
ポツンと一つある単線の駅だけでも、
ちょうちょや野の花、広がる田んぼや山々の景色と
素敵な被写体がたくさんあるようだ。
息子は、早く電車を撮影したい。
「はやくとりたい」
お父さんは、息子のやる気を削がないよう
目的のものをどう撮るか、伝えようとするが
自分も早く撮りたいのか、シャッター切り始めてしまう。
昨夜まで、
「お父さんとお出かけ」に大興奮していた息子も
これにはちょっと不満げだ。
電車は、ピンボケしか撮れなかった。
(帰り道、この街でたった1店舗しかない喫茶店へ入り
硬めのプリンを食べるまで、息子は不機嫌のままに終わる)
お父さんと息子。
大きな友達と小さな友達。
お父さんは、息子を連れてきたことと、
自ら撮影した「踏切と電車の写真」が一枚成功したことで、自己満足。
帰宅してきた2人を見るや否や「あ、今夜はカレーだな」と決めたお母さん。
このエピソードは
彼らの人生で、何度かループされるネタになっていく。
そんな想像。
使用:Adobe fresco(レーキ(文字)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?