イラスト・ラフ 〜テニスをする猫の親子
個展のためにイラスト・ラフを描いています。
私はゆる猫似顔絵という、ゆるーく猫風味に似顔絵を描いています。
その親子シリーズ…のつもり。
友達と待ち合わせがある、というウソを見破ってお父さんは連れてきた。
お父さんと一緒に週末、テニスコート。
高校、大学と馴染んだテニス🎾
「お母さんともテニスで仲良くなったんだよー」「へー」
息子にはどうでもいい情報も盛りこみながら。
お昼になったら、お母さんのお弁当のサンドイッチ。
それだけを目当てに、息子はコートへ入る。
畑に囲まれた住宅街。
そばの畑でちょうちょが飛んでいる。🦋
まずは軽いランニング、コートをただぐるぐる回る。
腕を回しながら走ったり、横にステップしながら走ったり。
他に誰もいないコートで大まじめにウォーミングアップ。
「ケガするからなー、大事だぞー」
なんだろなー。どこかふわふわした空気感。
息子とフォームの練習から
サービス・トス、サーブ、
フォアハンド、バックハンド…ボレー
「スプリットステップはこうだよ。基本だから。やってごらん」
やれと言われるほど、やりたくない。ぼくはゲームをしたかったんだから。
お父さん、若い部下の下向く姿が頭によぎる。
お母さんに「これは仕事じゃないから」と何度か押されて出てきた。
息子にはテニスが上手くなってほしい。
早く一緒にラリーしたい。でも、先を見すぎているのだ。
一生懸命教えたくなるけど、ただここにいるだけでいいのだから。
いつか…できれば。
成長した姿。(気持ちだけ)
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