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年賀状の良さに気づいた、31歳の冬。

みなさんは「年賀状」を出す派ですか?それともスマホで完結する派でしょうか?

わたしが年賀状に馴染みを感じていたのは、おそらく小学生〜高校生のはじめくらいまでだったと思います。

子どもながらに、「いつも会っている友達に、どうしてわざわざハガキで新年の挨拶をするんだろう……?」と若干の疑問をいだきながら、それでも「今年はどんな年賀状にしようかな〜♪」と考える時間が楽しかったし、お正月に友達から年賀状をもらうと嬉しい気持ちになりました。

しかし、歳を重ねるにつれて徐々に年賀状から遠のきました……
大学時代にはスマホで「明けましておめでとう!」と言いあうのが定番でした。

それなのに、社会人になった途端、ふたたび「年賀状」との強制再会。
職場関係の年賀状は、習わしに従え状態のある意味「宿命」です。

上司やそのまた上の偉いひとたちに出す年賀状。
そんなに関わりあいがないのに出しあう同僚たち。

大晦日の前日まで一緒に働いているし、お正月休みが明けたらまたすぐに顔を合わせるというのに。学生時代よりもはるかに短い休み期間で、「礼儀」を年賀状という形で表さなければいけない、その習慣の必要性を正直まったく理解できませんでした。

そんなわたしは、社会人になって3年目くらいだったでしょうか。
だんだんと社会人としてのMyスタンスを確立しはじめた時期です。
とうとう「年賀状を出しません!」宣言をしました。

上司にも年末が近づくと「わたし、年賀状出さないので……」としれっと言えるように。

ただし「トップクラスのお偉いさんには出しなさい」と周囲に言われ、完全なる年賀状の手放しはできませんでした……

それでも手放せるものは、なるべく手放すことに。
毎年、年賀状をくれる友達にも、LINEで新年のご挨拶をするようになりました。

そんなわたしでしたが、実はここ3年ほど、ふたたび「年賀状の文化」に触れております。

と言うのも、転職を機に職場関係の年賀状がゼロに。
年賀状をやり取りするのが友人のみに絞られたからです。

年賀状を出しあう友人ですが、関係性の近さでいうと、「近すぎず遠すぎず」といった距離感の友達へ年賀状を出しています。

いつも連絡をとりあっている友人たちとは、それこそLINEでさくっと完結。または、年賀状という媒体を使わなくても、日頃のコミュニケーションで心を通わせられていると感じているので、出していません。

なので、年に1、2回しか話さない、または離れていて連絡を取りあう機会がほぼない友人です。

わたしにとっての年賀状は、「新年のご挨拶」と「近況報告」という二つの役割を担ってくれています。

このことを改めて考えたとき、「これって、年賀状のあるべき姿では……?」と思ったのです。

小さいころ、家に届いた年賀状の仕分時間が好きでした。
親宛に届いた年賀状をのぞき見しては、知っている方からのメッセージを読んでもらったものです。

だいたいは、遠くに住んでいて日頃なかなか会えない方たちが多かったです。そんな方たちの近況や元気な姿を年賀状で知れる、そんな年賀状の思い出をいまでもよく覚えています。

年に一度の、「新年」というタイミングだからこそお便りを送る。
これってなかなか良きコミュニケーションの習慣なのかもしれないと、最近ようやく気づいたのです。

これが一年のうちの何でもないときだったらどうでしょうか。
きっと相手にとって不意打ちになってしまうし、「返事出さなきゃ……」という気持ちにさせてしまうかもしれません。あまり連絡を取りあわない距離感だからこそ、相手の負担をよくよく考える必要があります。

年賀状の場合は、受けとってもその人のスタンスで対応してくれると思うし、そこまで押し付けがましくはないのかなと。

歳を重ねてたくさんの経験を積み重ねたいま、「年賀状という習慣ってとてもステキだな✨」と思えるようになりました。

最近は年賀状シーズンになると、「どんな年賀状にしようかな〜!」とワクワクしています。

出す枚数はそう多くないので、いつも印刷済みの年賀状を購入しているのですが、最近は市販の年賀状も種類が多く、選ぶのがとても楽しいです。

今年はROKKAKUさんの年賀状に一目惚れして購入しました。


年賀状という日本の文化。
デジタルが主流となりつつあるこの時代だからこそ、年賀状の良さを再認識できるている部分もまたあります。

久しぶりに字を書くと、あまりの字の汚さに毎年驚きます😭
この時期になると「ペン字やろうかな〜!」と思って、新年の本屋さんめぐりでは「ペン字練習帳」を買いがちです。笑

こうしてワクワクしながら年賀状を書いていると、いつも仲良くしてくれている友達にもつい出したくなってしまいます。でも、これまでLINEで「明けましておめでとう!」を言っていたのに、突然年賀状が届いたらそれこそ驚かせてしまうかもしれないので、もうちょっと様子見ですね😉

年賀状を送りあうという文化、実はとっても好きでした!
ということをお話ししたいnoteでした✏️

まさかの年賀状で2,000字超えてしまいました……
今日も年末のお忙しいなか、最後までお読みいただきありがとうございます😭💌


いつも読んでいただきありがとうございます☆