尾道→神戸ワーケーションをしました。【後編:気づいたことまとめ】
前編の投稿では、神戸ワーケーションの3日間でどんなことをしたかをまとめてみました。それを踏まえて後編では、今回実施してわかったことをまとめてみます。
意識したポイント
今回、実は実施するにあたって「目的」という点をまずは重要視しました。なぜなら尾道でワーケーションに来ました!という方にお会いしていて、チェックアウト時に「仕事ばっかりで終わってしまいました~」という方をかなり見かけるからです。これはこれでいいのかもしれませんが、それを防ぐ(?)方法としては、事前にそのワーケーションでの目的を明確にしておくのがいいのかなと思います。目的は大きくても、小さくてもいいです。
※大きいというのは、移住検討などによる住居を確定させるなど。小さいというのは、ポートタワーに行きたい、あのカフェに行きたい。などすぐに達成してしまうことでしょうか。このあたりは主観的な表現ですね。気軽なワーケーションなら後者で十分です。
※もしかしたら「仕事ばっかりで~」という方も、目的は達成されたからあとは仕事だったのかもしれないですね!
※旧居住地、初めて意識して周れたのですが最高でした。また行きたい。。
ワーケーション?リモートワーク?
私が意識したのは、ワーケーションであるということです。上記の声を事前に聞いていたので、前編にも記載していた通り私は”バケーション”の時間を意識しました。そのためのスケジュールをエクセルでリストにしてみたんですね。色分けしたのは、そのバランスが視覚的に見えるようにです。実施するともちろん前後はしますが、仕事とオフのバランスは意識できていたので、今回はどちらも達成したわけです。もし目的がなかったら、リモートワークで終わってしまったかもしれません。ワークは充実したけど、それだけだったなーというのはリモートワークなんだろうと思います。場所が変わったリフレッシュメントは得られるので、そういう意味ではワーケーションなのかもしれませんね!ただせっかくなので、なにかバケーション?現地ならではの何かを感じてもらえれば、と尾道にいて思ったりしますが。。そのあたりはバケーションの定義を自分のなかでどう設定しておくかというところでしょうか。もちろん、ワークがまったくないと、それは単なるバケーションですね。(このあたりがワーケーションの面白いところでもあり、歯がゆいところでもあります)
ちょっとしたコツ その1:偶然の出会いを得るためには予定8割、余白2割にしておく
これは、旅でもイベントでもそうなのですが、予定は8割前後にして、2割は余白を作っておくのが個人的な楽しむコツだと思っています。なにもなければだらだらしても、早めに寝ても、外を歩くなり自由な時間を過ごせばいいし、2割ほど余白があれば、急な友人からの連絡が入ってくることもあります。
※実は今回の滞在でも2日目の昼間のアポイントは、滞在中に連絡があり埋まりました。上記の写真は@岡本での玩具屋さんでの一場面。予定なく街をぶらぶらとしていた時の出会いでした。心の余白=自由があったから、思いがけない出会いが起こったのだと思います(とあるゲームではロマンシングとも表現されますし、セレンディピティとも言われますかね?つまりは偶然の妙です)。
余白があるから、現地での偶然の出会いやハプニングが起こったりします。案外そういう偶然性が記憶にも余韻にもなったりします。旅の醍醐味ともいえるものは個人的にオススメするポイントですね。
ちょっとしたコツ その2:ワークスポットを事前確認しておこう
仕事するための拠点があると、ワーケーションはかなりはかどります。一般的には、カフェ、ホテルという選択もありますが、最近ではシェアオフィスやコワーキングスペースが各地にありますのでぜひ活用されるのがいいかなと今回のワーケーションで改めて感じました。※尾道で耳にすることで、昨今では滞在先を検討される際の要素(観光などの楽しめる要素・宿泊先・アクセス)、この中に“コワーキングスペース”というのも考慮されることが多いようです。
以下、仕事柄+今回の経験としてワーケーションでも活用できるコワーキングスペースの利点を記載しておきます。
【コワーキングスペース活用の利点】
・働くためのスペースなので設備が揃っている(例:Wi-Fi、コンセント、コピー機、文房具、モニターなど)
・デスクワークしやすい家具が選ばれている
・長時間滞在できる
・荷物を置いておけるので、ちょっと外に出たりしやすい
・打ち合わせなどでゲストを呼べる
・利用者の業務支援に意識をもったスタッフがいるので、困りごとを相談しやすい
・滞在先の情報を得やすい(例:食事、ポスト、観光地など)
※滞在で気づいたこと
コワーキングスペースの営業日時は確認しておきましょう。週末、土日祝は一時利用=ドロップイン利用を受け付けていないところもあります。俗にいう「コワーキング難民」にならないように、滞在日程が決まれば事前に確認することもおすすめします。
ちょっとしたコツ その3:ワーケーションは実施前からワーケーション
「遠足は帰り道までが遠足」という名言(?)がありますが、ワーケーションは実施前からがワーケーションだと個人的には思います。なぜなら、数日間空けることになるので、その期間に迷惑をかけることは避けたいからですね。基本的には出張などと同様ですが、以下、その内容をまとめておきます。
【業務】
・現場でしかできない仕事を整理しておく=ワーケーション期間中にはできない仕事、できる仕事を整理して処理しておく
【職場】
・シフト、引き継ぎなど同僚への配慮
・上司へ事前の連絡
※タスク管理などは各企業のやり方が基本的には準拠されるかと思います。また、費用負担がどうなるかも就業規則や慣例に準拠されると思います。福利厚生で補助があるのか、有給休暇扱いになるのか、出勤扱いかなどは会社ごとに違うのでご確認を。
【家庭】
・家族の理解を得るためにも、家の掃除、洗濯などは済ませておきましょう(ここ大事)
今回の予算
最後に今回かかっただいたいの予算を掲載しておきます。飲食代がここにかかる感じでしょうか。※今回、GOTOキャンペーンも活用しました。
その他
感じたことを最後に羅列します。
・GOTOキャンペーンはありがたいし、手続きは案外楽です。
※クーポンの千円未満は四捨五入は購入してみて知りました、なるほど。
・GOTOキャンペーンの地域共通クーポンは使えるところが案外なかったりするので事前にご確認を。
・JRなど交通機関のお得なチケットは活用するのが楽しい。
※今回は直前割50で、山陽新幹線(岡山→新神戸)が2850円で買えました。
※六甲→新尾道の途中、姫路で途中下車しています。JRの途中下車制度は便利です。
・滞在先の足が確保できると、現地の移動が格段に楽になります。私は今回ホテルでレンタサイクルを借りていました。これがめちゃくちゃ楽でした。
(↓↓今回のMVPだと思います)
・今回は買えなかったけど、現地の観光パスなどはぜひ使ってみたいなと。
参考) KOBE観光スマートパスポート
・バーケーションが楽しくなってくると、「あーこれバケーションで来たらよかったなぁ」と思うことも正直ある(これは仕方ない)
・マスク、携帯用アルコール消毒は持参しましょう。
まとめ
とりあえず、所感をまとめておきました。実施してみると、やはり仕事を止めずにバケーションできるのは気持ちの面で楽です。賛否両論あると思いますが、数日間仕事が完全に止まると不安がやはりあるのですが、ワーケーションでは仕事は継続しつつオフも過ごせるというのは折衷案としてアリだなぁというのが感想です。※目的としていた“あこがれる神戸に浸って、自分の感度をチャージする”は今回、無事に達成しました(特に旧居住地、最高だった。。。)。リフレッシュになったようで、尾道に戻ってからも気分良く日々の暮らしに戻れています。
ワーケーションは都会→地方という導線が一般的かもしれませんが、目的さえあればどこでも実施可能です。ワーケーションは「ワーク」+「バケーション」ですから、テレワークが一般的になりつつこれからの時代は追い風になる気がしています。ポイントは、その場所への滞在目的と「ワーク」+「バケーション」の両立意識です。ぜひ有意義で満足感のあるワーケーションを実施されてみてくださいね!