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悩みを話してよかった、と思った瞬間
みなさんは、こんな経験ありませんか?
自分ではダメだと思い込んでいたことを話したら、「それって実はこうじゃない?」と、ほかの人が新しい視点や気づきをくれたこと。
友人かもしれないし、会社の同僚かもしれないし、noteのだれかかもしれない。
そうか〜意外とわるくないんだな、と思えると気分が晴れますよね。わたしも最近、すごく励まされたできごとがありました。
先輩のひと言で、気持ちが軽くなった
仕事で書いた記事をエゴサし、ネガティブな意見を見かけて凹んでいた時のこと。
まだまだ書かなければいけない別の記事が残っているのに、すっかりやる気をなくしていました。
ある日、社内のオンラインミーティングで、わたしは仕事の進捗報告をしながらぽろっとエゴサのことを口に出したんです。
あまり人前で悩みを打ち明けるほうではないので、今思えばだけど、まあまあしんどかったのかなと思います。
すると、それを聞いていた先輩が「評判を気にして筆が鈍るって、ちょっと大御所の作家っぽいじゃん」と言ったのです。
わたしは思わず、笑ってしまいました。
また別の先輩が「コメントがあるってことは、引っかかったってことだから」と言いました。
わたしは確かに…と納得しました。
二人の先輩は、そんなに落ち込まないで!元気だして!とすごく励ますふうでもなく、そうボケるならこうツッコむね、くらいの感じでした。
気にしなくていいじゃん、と流すこともできたと思います。でも、その代わりにもっと素敵な言葉をくれました。
マイナスをプラスに変える言葉
コピーライティングという仕事は、ある商品やサービスに「言葉で新しい光を当てる」ことだと言われます。
そしてコピーライターは、今までだれも気づいていなかった良さや価値を見つけて、言葉にする職業だと。
二人の先輩は、わたしが口にした悩みに新しい光を当て、言葉でマイナスをプラスに変えてくれました。その道を長く歩んできたコピーライターはやっぱりすごい。
グチになっちゃったけど、我慢せずに話してよかったです。
だれかに話すと、バランスがとれる
在宅勤務が始まってから、息抜きがうまくできないなぁと思っていました。
仕事上のやりとりでは、「早く・シンプルに・スムーズに」進めること、つまり効率が大事なので、ちょっとした悩みを話すタイミングがなかなかありません。
そうなると、どうなるか?
自分の中に、どんどん気持ちの重しが溜まってしまう。イメージとしては心に秤があって、片方だけに、2gとか5gとかの少量の分銅(小学校の授業で使ったやつ)が乗せられて溜まっていく感じ。
ある地点を超えると、カタッと大きく傾いてしまう。秤を平行に戻すにはその分銅を取るしかないけど、自分ではうまくできない…。
わたしが記事を書けなくなっていたのも、心の秤がアンバランスになっていたからだと思います。
だれかに少しでも打ち明けられたら、きっと分銅は何個か取れる。秤も徐々に、フラットに戻っていくんじゃないでしょうか。
オンラインミーティングを終えたあと、わたしの心がふっと軽くなったように。
悩みを解決しようとしなくていい
悩みって、集中的にゴシゴシこすればなくなるような、単純なものではないと思います。
だから、きれいさっぱり解決しようとするのではなく、自分の気持ちのバランスをとるためにちょっと話してみる、くらいでいい。
わたしも、自分で何ともできなくて、力が出なくて、ついついミーティングでグチをこぼしたわけなので。
でも結果的に、気持ちが軽くなったし、先輩からマイナスをプラスに変える言葉をもらえました。
なんでもない会話って意外と大事で、そこに悩みに新しい光を当ててくれる言葉もあるのかなと思っています。
文:シノ
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