選挙は、どんな世界で生きたいかを自分で選べる日。
「居酒屋で、政治と野球と宗教の話はするな」
社会人になってから、よくこのフレーズを聞きました。理由は簡単です。不特定多数の人がいる場所でこの手の話題を話すと、話している本人たちにその気がなくても、ケンカになるから。
誰だって、自分が支持している、応援している、信じているものに対して他人にあれこれ言われたくない。その気持ち、わかります。
でも、わたしは政治の話だけはもう少しオープンにできるようになればいいな〜と思っています。
そう、たとえばTwitterとかで。
10月31日は選挙だ〜!
政治の話と言っても、べつに大げさじゃなくていいはず。そうだ…もうすぐ選挙があるじゃん!
今週末、10月31日にやる第49回衆議院議員総選挙。選挙権を持てる条件は「日本国民で満18歳以上であること」。あなたは該当しているでしょうか?
わたしは該当しているので、選挙に行きます。オラ、わくわくすっぞ!……え? ワクワクしてない?
わかる〜何でしょうね、テンション上がらないあの感じ。
ぶっちゃけうちらに関係あるの? 大人がしっかりやってくれればいいよ、と言いたくなる。誰か知らんけど大人たち!日本をいい感じにしてよ!と。
あるいは、政党の違いや政策もイマイチわからん…どこも似たようなことを言っているし、誰がいいの?と迷ってしまい、行かなきゃとは思いつつ後回しにして気づけば終わってた、とか。
でも、もしあなたが選挙権を持っているなら、「日本をいい感じにしてくれそうな人や政党」を自分で選ぶことができるんです。
今回は、Twitterで「お!」と思った選挙に関するツイートをピックアップしてみました。
思わず「いいね」した、投票の呼びかけ
YouTuberのkemioが、こんなツイートをしていました。
ギャルと選挙のマリアージュ、最高か。発信力のある人が投票を呼びかけるのはインパクトがあります。
後日、報告ツイートが。アメリカから期日前投票できるんですね!
さらに、 #わたしも投票します というタグ付きでこんな動画ツイートがタイムラインに回ってきました。
ほかの俳優が、投票を呼びかけたこの動画に出演している「同僚たち」にSNS上で共感や連帯を表していたのが印象的でした。
昔は、居酒屋の話と同じように芸能界で政治の話はタブー、などと言われていました。でも、今は令和。「選挙に行く」「投票する」と知名度のある人たちが声をあげれば、それをSNSで目にした人が行ってみようかな、と思うかもしれない。
そうやって広がっていくのを見ると、なんだかワクワクしてくる…ような気がする。え、投票行っちゃう? 日本変えちゃう?
なかには、投票へのモチベーションを上げるための取り組みをしている企業もあります。
投票に行くなら仕事を休めるイチニ、投票に行くと女性支援もできるNagi
Twitter関連ではないのですが、1つ目は「投票するんで!」と言って仕事を休めるイチニ。約4500万PVを誇る選挙ドットコムを運営する会社です。
すごくうらやましい(笑)。それだけ投票を真剣に捉えているのだと思います。
2つ目は、5%割引クーポンがもらえて、女性支援のために100円寄付ができるNagi。いわゆるフェムテックと呼ばれる会社で、洗って繰り返し使用できる吸水ショーツを販売しています。
女性支援をする一般社団法人Colaboに寄付ができるのがいいなと思うので、やってみるつもり。
クーポンのもらい方や、Nagiが企業として今回の選挙をどう見ているのかなどは、公式サイトでわかります。
「生きるために投票する。」パタゴニアの本気
つい先日、企業として大々的に投票を呼びかけたのはアウトドアブランドのパタゴニアでした。
キーワードは「生きるために投票する。」というもの。
ツイートから公式サイトに飛ぶとすぐ、パタゴニアの熱い言葉がつづられていました。ここまではっきりと意思表示する企業は日本では珍しいかも。
だからでしょうか。めちゃくちゃかっこよく見えました。地球のために一票使える、と思うとけっこう壮大なイベントです。アガるわ〜。
最後に、個人的にハッとしたのがこちらのツイート。
パタゴニアのメッセージとも通じますが、投票とは「どんな世界で生きたいか、自分で選べる」ということなんですよね。
思った通りにはならないかもしれないけど、今よりちょっとはマシな世界、マシな未来にしたい。けっこうマジで。だから、自分の一票をちゃんと使いたい。
わたしは投票したら、投票証明書と、自分へのご褒美にマリトッツォを買ってTwitterに載せるつもりです!
10月31日より前でも投票できるので、みなさんもぜひ行ってください。
文:シノ
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