迷い、悩み、立ち止まる井の中の蛙
今年も最後1週間。
「どんな一年だったかなぁ」と振り返る。
珈琲に時間をかけているようで、かけ切れていない一年。
この一言に尽きる。
私は今副業として珈琲屋をやっています。
そのため本業があって、旅,料理好きな私生活があり、その次の柱に珈琲がある。
平日、1日にかけられる時間は2時間ほどと限られてしまう。休日は4〜5時間ほどは携わっているけれど、トータルで見ると物足りない。
時間がないなら密度を上げよう。
1日にできる事を増やして、集中して、吸収量を高める。
そう思っていたけど、、「今日は残業したから」「昨日の疲れが残ってる、今日の仕事でしんどくなるのが嫌だな」などなど、考えるとキリがない「サボロー」がでてくるんだ。
そんな気持ちも、元気なら跳ね除けられる。
でもいつもパワフルなわけないじゃないですか。
だから私は「頑張れる時のために休む。」
サイクリングしている時に気付いたんですけど
向かい風の時に頑張ると前から風をより受けるのでスピードは少ししか上がらないのに、疲れる。
追い風の時に頑張ると、後ろから風を受けてスピードはどんどん上がるし、疲れない。
頑張りどころがあるんです。
一分一秒を争うレースなら、向かい風でももがく。
でも私はランドナーなので。
いつか目的地に付ければいいんです。
速さよりも疲れなさ。時間よりも経験。
これに尽きるんです。
こんな事を言っているから
先に進まない。焦る。
今は1人で焙煎して、馴染みの店で珈琲を置いてもらって。友達に豆を買ってもらって。自分の世界を作って珈琲屋をやっている。
でも、周りを見てみると、もっとセミナーに行っている人はいるし、もっとカッピング技術ある人はいるし、もっと店の数知っている人もいる。
こういう人たちを見ると焦るんです。
このペースでいいのかなって。
自分のやりたい事を、やりたいようにできるのは1人のいいところ。
でも逆に、周りがいないから、自分がどこまでできて、どの順位に入るのか、熱量は?などなど。
でも幸いな事に、「価値=周りとの差」なので。
自分に価値がつきやすい。
副業をしていない人たちに囲まれて。
珈琲を知らない人たちに囲まれて。
この井の中はぬるま湯で満ちている。
でも、これから喫茶店を開けば、辛い事は絶対に見る事になる。
周りとの差はその時に感じれば良いじゃないか。
大海はその時に気付けば良いじゃないか。
蛙と鯵だか鯨だか、比べられても困る。
今はまだ、この快適な井戸の中で暮らさせてほしい。
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