「 感性に問う 」
秋分になりました。
台風の影響もあって少し肌寒い。
だから今日は、お茶が美味しい。
「より子、あなたは今何を感じてる?」
昔、唐突に訊かれたことがあるんです。
言葉はわかる。でも、私は意味が解らなくて。
素直に「何も」と答えると、感じることが大事だと懇々と言われました。
なので、しばらくの沈黙の後。
私なりに感じたことを話すと
「それは頭で考えてるでしょ」
と言われました。
もうね、混乱。
感じたことを言ったら、
それは感じたということにはならない。
って、どういうこと?
百歩譲っても、
言語化するには、「考える」ことって
必要じゃないですか。
数年経っても未だ答えは解っていませんが、
今思うことは、本能的なことを言われているというか、
「あれこれ考える前に、自分はどうなの?」
の、根本的なことを訊かれたというか。
感性に問われた。みたいな。
でもやっぱり、感性を言語化しないと
人には伝えられないし(ゼロ距離は別)
それには言葉が必要で(共通の認識が前提)
絵とか音楽もいいけど(相手に解釈を委ねるという意味では)
言語化が一番ストレート。(誰のせいにもできないんだよね)
私は、言葉にするのは苦手。
でも、私は人間らしく、コミュニケーションを
「言葉」で交そうと思うの。
だからね。
「今日のお茶も、美味しい」