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F1とゴルフの共通点から考える!ゴルフパフォーマンスを高めるために必要なもの

こんにちは。Yoriです。

日頃からトレーニングの重要性お客様に伝える際に、たとえ話をすることが良くあります。 

ゴルフのパフォーマンス向上にもトレーニングは欠かせませんが、「具体的にはどんなトレーニングが効果的なの?」とイメージしにくいこともありますよね。

そこで私は、ゴルフをF1に例えることが、トレーニングの重要性を分かりやすく伝える1つの方法だと考えています。

F1とゴルフの共通点をたどりながら、ゴルフのパフォーマンス向上に必要なトレーニングについて見ていきましょう!

この記事が、ゴルフ上達のヒントになると嬉しいです。


競技としてのF1とゴルフ

ゴルフとF1、一見すると共通点が少ないように見えますが、どちらもパフォーマンスを最大限に発揮し、他者と競う競技です。

ゴルフは「できるだけ少ない打数で18ホールを回る」ことが目的であり、F1は「速く正確にコースを走り切る」ことを競います。そしてどちらも、天候や環境、プレーヤーの体調などの外的な影響が成績に大きく影響してきます。

この2つの競技でパフォーマンスに影響を与える共通点を、6つの要素に分類してみました。それぞれを見ていきましょう。


F1とゴルフに共通する6つの要素

ゴルフをF1に例えると、次の6つの要素が見えてきます。


1.エンジン=パワー(筋力)
ゴルフの飛距離アップには筋力が欠かせません。F1のエンジンがパワーを生み出すように、筋力トレーニングでパワーを向上させることは大切なポイントです。

2.ドライブテクニック=スイングスキル
F1のドライビング技術に当たるのが、ゴルフのスイングスキルです。技術の正確さがコントロールや再現性に大きく影響します。

3.ギアの選択(タイヤなど)=クラブやシャフトの選択
さまざまな状況に適した道具を選ぶことがF1でもゴルフでも重要です。クラブやシャフト選びは、スイングやコースに合わせたフィッティングがポイントです。

4.車体=身体の能力
F1で車体が重要なように、ゴルフでも身体そのものの能力がパフォーマンスに影響を与えます。姿勢やバランス、身体の動きの安定性が求められます。

5.メンテナンス=ボディケア
F1カーのメンテナンスが重要なように、ゴルフでも身体のケアは欠かせません。怪我の予防や疲労回復のためのケアが必要です。

6.コースマネージメント=コースマネージメント
ゴルフでは、コースをどう攻略するかの戦略が大切です。これは、F1でコースを走り抜けるための戦略と共通します。


このように、F1とゴルフは意外な共通点がたくさんあります。もちろん、それぞれの専門家からすれば、もっと細かな部分や役割、実際とは違う点もあると思いますが、少しイメージはつかれたでしょうか?


問題提起:どの要素が本当に重量なのか?

「飛距離をもっと伸ばしたい」「スイングの再現性を上げたい」と望むゴルファーは多いでしょう。

実際に、DRの飛距離が伸びれば、2オンが狙うことができ大きなアドバンテージになります。再現性が向上すればフェアウェイキープ率があがり、コースマネージメントがしやすくなります。

この2つが向上すれば、スコアが良くなるのは事実です。

では、それを実現するためには何をすれば良いのでしょうか?ここで多くの方が筋力トレーニングスイング練習に取り組むのですが、実はそれだけでは不十分なのです。


1000馬力 vs 600馬力から見る「車体」の重要性

興味深いことを書いてある記事がありましたので、ご紹介いたします。それは、「1000馬力のチューニングカーよりも600馬力のF1カーの方が圧倒的に速い!クルマの速さは何が影響しているのか?」(WEB CARTOPより)という記事です。

要約すると、近年、技術の革新により、一般的なチューニングカーでも、レーシングカー並みの1000馬力を出す事が可能になったが、単純な馬力の数値が高ければ早くなるというわけではないということが書かれています。

そして、この記事で私が重要だと感じたのは、車体の軽量化、空力特性、シャーシやサスペンションの設定など、エンジンやドライビングテクニックだけではなく、全体的なバランスが取れていることだということが説明されています。

そう、つまり大切なのは全体的なバランスなのです。バランスよく向上し、最適解を見つけ出すことが、パフォーマンス向上には重要なのです。


見過ごされがちな「車体の要素」とは

多くのゴルファーが「飛距離アップ」のために筋力トレーニングをすることは自体は、1000馬力の出力が出せるエンジンを積むことと同様のことです。

高出力を扱えるスキルが向上すればよいとも考えらえるかもしれませんが、スキルが向上しても、それを引き出せる「車体の性能/機能」が重要となのです。

筋力やスキルに目が向くがあまり、ほとんどの場合において、この「車体」にあたる身体機能の部分が見落とされていると感じています。

この身体機能とは、関節の可動域を指す柔軟性、可動性や連動性といった身体の扱い方のことです。これらの身体の機能を整えるトレーニングを積むことにより、関節への余計な負担を減らすことに繋がり、腰痛などの痛みの解消や怪我の予防に繋がります。

更に、身体の機能が整えば、頭でイメージしたとおりの動きを作ることが可能となるので、今までできなかったスキル動作が作りやすくなるという効果も期待できます。


何から始めるべき?

まずは身体の基盤作りを行いましょう。ピラティスやコンディショニングトレーニングは体の機能改善に適しています。

しかしそれだけでは不十分です。身体の機能を整えたら、スポーツをするための正しい動かし方を身に付ける必要があります。

具体的には、ジャンプやスプリント、着地などの動作があげられます。

私はこれを「アスレチック動作」と呼んでいます。
全てのスポーツに共通した基礎動作です。

スポーツはこの基礎的な動作を発展させ、より複雑化したもので、それをスキルであると考えています。
そして、筋力はこれらの動作を強化する役割を担っています。


ここで一つ、柔軟性のテストをご紹介です。

前屈はできますか?

もし足を揃え、前屈してつま先が触れないという人は、注意が必要です。

それはつまり、タイヤを固定するボルトが外れた状態でF1レースに参加するようなものだからです。

スポーツパフォーマンス向上のためのトレーニングとは、本来、筋力を鍛えるだけでは不十分であり、身体の機能を整え、動作を鍛え、筋力により強化することにあります。そうして初めて、パフォーマンスの最大化が可能になります。

これはゴルフだけではなく、すべての競技において当てはまります。


まとめ

ゴルフとF1の共通点を例に挙げることで、パフォーマンス向上のために必要な要素が明確になります。

これまで、トレーニングの必要性を感じなかった人も、重要性をイメージしてもらえたのではないでしょうか?

これまでの筋トレにおけるネガティブな話である
・筋肉が付き過ぎる身体の回旋が出なくなる
・体が硬くなる
こういった話も、今回の様に例を挙げて考えてみると、全体のバランスが取れていないことが原因であるとが考えられます。

今回改めて記事を書いてみて、上手く説明できる良い例だなと感じましたので、この記事が少しでも気づきのきっかけになれば嬉しいです。


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