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会社員やっていたら、言葉を忘れてしまった。【ことばあつめ 01】

ことば【言葉】
①その社会を構成する(同じ民族に属する)人びとが思想・意志・感情などを伝えあったり、諸事物・諸事象を識別したりするための記号として伝統的な慣習に従って用いる音声。またその音声による表現行為。②〔地の文と違って〕〔小説・戯曲の〕会話(文)。③〔歌劇や語り物で〕節をつけずに説明的に言う部分 
『新明解国語辞典(第7版)』(2018)三省堂

『瑞々しい感性を大切に』

高校を卒業するとき、担任がわたしに贈ってくれた言葉だ。

わたしは『瑞々しい感性』を守るために会社を辞めた。
デザイナーとして必要とされていたし、順調にキャリアを積んでいけるはずだった。だけど理不尽なトップダウンに心は萎縮し、毎日の報告書作成や同僚たちとの事務的なやりとりで豊かな言葉は身をひそめ、わたしを形成する大切な何かを、一つまた一つと失っていった。その頃はまだ、心を守る術を知らなかった。

会社員を辞めて数年経つが、思いや考えを文章にする心からの言葉を取り戻せないでいる。危機感を感じて、文章の書き方の本を何冊か読み、noteを書いてみようと思い立った。

感性そのものを言葉にしたら面白いんじゃないか、いまの拙い表現力を豊かにできる気がしたのだ。


マガジン『ことばあつめ』では、こころに灯った言葉と感じたことを綴る。多弁ではないわたしの人となりを知ってくれたら嬉しい。

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シェーラ
いつも読んでくださりありがとうごうざいます!やさしい循環が広まりますように。