【PMS対策】生理前はポンコツでもいいじゃない、という話
PMSで困っている方は、きっと10代の方から閉経された方まで、普段認識するよりもずっとずっと多いのではないかと思います。
それは、学校も、会社も、「女性のカラダのサイクル」に対して、わたしはリズムが合っていないと感じているからです(PMSがない方はリズムが合っている、ということではないですよ)。
女性のカラダにはバイオリズムがあり、ホルモンの変動があります。
28日・1カ月といった周期の中でカラダの中がどんどん変化します。
それに対し、学校や会社などの社会は「一定」を求めます。
なかなかこの外側のサイクルに合わせてカラダを調整し、同じ日々を続けていくということは、「カラダの機能」を考えると、難しくなること、難しいと感じことは、しょうがないのではないかな、と思うのです。
わたし自身も、10代から婦人科系にトラブルを抱えてきました。
現在でも、バランスを崩したときにはPMSもあります。
過去には月経困難症、多嚢胞性卵巣症候群、異形成など、今思えばなかなか婦人科疾患オンパレードだったな、と思います。
多くの女性は、学校や、会社などで「外側の自分」でも踏ん張ることが多く、また、日々揺れ動く「内側の自分」もケアしたり、戸惑ったり、鼓舞したりと、本当に忙しい毎日を送っているのだと思うのです。
だから、生理前くらい「ポンコツ」でいいんじゃないでしょうか。
イライラするのも、悲しくなるのも「理想の自分」からかけ離れることでより、苦しくなるように思うのです。
だけど、一歩立ち止まってみて。
その、「理想の自分」は、自分が考えた「理想の自分」なのでしょうか。
社会が与えた「理想の自分」を描いて、無理に合わせなきゃいけない、と思い込んでいることはないですか?
「ポンコツでいい」というのは、何もできなくていいよ、だめでいいよと甘やかしたいのではありません。
うまくいかない自分も、うまくできない自分も一度、「自分なんだ」と寄り添ってあげてほしいな、ということです。
イライラしていると、焦っていると、うまくいくものもいかなくなることばかりなように思います。
少し立ち止まって、「ポンコツ」でもいいから、できることを見つめて、できないことには取り組むべきか、なにか代替案があるか、調べてみませんか。
つらくてどうしようもない方は、一度病院にかかることをおすすめします。
それに加えて、セルフケアや、わたしたち専門家のカラダのケアで、サポートできると嬉しいです。