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都会の野草生活 「イタドリ」のジャム
季節に寄り添ったご飯を提供する、プラントベースの"よりどころ"店主のyoriです。
私が住んでいるところは、東京は世田谷。新宿から電車で15分くらいのところです。
そんなところに住んでいても、野草を見つけては楽しむ暮らしはできるものです。
イタドリって何?
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イタドリの名前の由来は、若葉を揉んでつけると血が止まって痛みを和らげるのに役立つことから、「痛み取り」が転訛して名付けられたというのが通説のようです。
若い時の葉っぱや茎を山菜として食べることができます。
どうやって食べるの?
春(4 - 5月ごろ)の紅紫色でタケノコ状の新芽・若い茎はやわらかく、「スカンポ」などと称して食用になります。
育つと繊維ばって硬くなり、食用にはちょっと厳しい・・・
若いうちにポキッと折って、皮を剥いて使います。
アク抜きして酢の物やサラダ、炒め物や煮物にするようですね。
私はイタドリ見つけたらジャムにします。
和製ルバーブとも言われていまして、若い茎は煮るとあっという間にとろけて、酸味もあるので本当にルバーブのジャムのような味わいになります。
イタドリジャムの作り方
若い茎を採取し、葉っぱと皮を剥いて刻み、水に半日つけてあくを抜きます。
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水切りし、イタドリの半量の砂糖をまぶして水気が出てきたら、鍋に入れて火にかけます。
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若くて繊維が全てとろけるのであれば、そのままジャムとして仕上げますが、繊維が残るようなら裏漉しをします。
酸味があるので、砂糖だけで十分なのですが、味見をして少し酸味が欲しいと思うのならば、レモン汁を少し加えるといいでしょう。
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ポイント!
イタドリは成長が早いのですぐに繊維が固くなります。
ならば柔らかそうな細いものがいいのでは?と思われるかもしれませんが、実は細いものはほとんど繊維質で調理してもあまり美味しくないのです。
4月中旬ごろ、にょきっと太めのものを使うのが美味しく作るポイントです。