ふっくら米粉蒸しケーキ
【材料】 ミニシリコンカップ10個程度
米粉 95g
ベーキングパウダー 5g
塩 少々
豆乳 140g
菜種油 16g
つぶあん 75g (生活クラブで購入)
*レモン汁もしくはリンゴ酢 小さじ1/2程度
【作り方】
米粉とベーキングパウダーを合わせておく。
豆乳は室温に。冷蔵庫に入っていた場合はできたら湯煎して少し温めて。蒸し器は火にかけて蒸気を上げておく。
油とつぶあんを加えてよく混ぜる。
粉とて早く混ぜて最後にレモン汁を加え、型に流し入れる。
蒸気の上がった蒸し器に入れて10分蒸す。
上手くふわふわに仕上げるポイント!
蒸しケーキに限らず、焼き菓子でも上手く膨らまなかった…と言う失敗はありませんか?
原因はいくつかあります。
ベーキングパウダーを開封してから時間が経ち過ぎている
日常あまり使わない材料は、開封してから使い切るまでかなり経過している場合があります。
その場合膨らみが悪くなる事がありますので、使う頻度が低い場合は、小分けになっている物などを使うようにしましょう。
ベーキングパウダーはどこで保管している?
劣化を抑えるために冷蔵庫で保管している方も多いと思いますが…
冷蔵庫に入れていたものを常温で放置すると…温度差でパッケージに汗をかく様になります。
この"汗"による湿気がベーキングパウダーの膨らみを悪くします。
ベーキングパウダーの保管は常温にするか、冷蔵庫で保管する場合は、長い事常温に置かない様に使ったらすぐ冷蔵庫に戻す様にしてください。
出来れば豆乳は室温で使う
冷たいと膨らみが悪くなる事があります。
出来れば室温に戻して使う、あるいは少し湯煎して使う様にすると膨らみやすくなります。
生地を作ったらすぐ加熱
焼き菓子でも蒸す場合でも、ベーキングパウダーは生地として合わしたところからガスを生じます。
生地を合わせて焼くなり蒸すなりするまでに時間が経っているとガスが抜けて生地の膨らみが悪くなります。
オーブンなら生地を合わせる前に予熱してすぐに焼ける様に、蒸し器なら、火にかけて蒸気が上がっている状態にしておきましょう。
蒸す場合は火加減注意
蒸気がしっかりと上がっている状態で加熱します。
最初は強火で蒸気が上がったら中火で蒸気をキープ!
また、蒸気が抜ける穴がない鍋などを使う場合、水滴が蒸している間に生地に落ちて膨らみを悪くする場合があります。
そんな時は鍋と蓋の間に楊枝を一本差し込んでちょっと蒸気を逃すようにすると、生地の上に水滴が落ちにくくなります。
…隠し技
ベーキングパウダーは酸に反応してガスを生じますので、少量の酸味を加えると、よく膨らみます。
酸味は加熱すると飛ぶ程度の量なので味に影響はありません。
なお、酸味を加えることでガスを生じるので生地を合わせてカップに入れたら手早く蒸し器に入れないと、加熱する前にふっくらんでいた生地が萎んじゃって逆効果になるので、手早く蒸し器に入れられるようにしましょう!
この生地はややゆるめです。
表面蒸したらパカっと割れて花が咲く様な仕上がりにしたい場合は、生地をやや硬めに作りましょう。
今回の粒あんは保育園で手配してあった生活クラブで販売されているものです。
普段うちのお店ではお砂糖を使わないで、小豆とデーツであんこを作ります。
その作り方はまた次の機会にご紹介しますね。