価格競争から抜け出す2つの方法
こんにちは!
コミュニティ事業プロデューサーの石井です。
現在起業して12年目で、下記のようなことをやっています。
以前、
「会員制のようなものを考えているが値段設定をどうすればよいですか(どうやって決めたらよいですか?)」
という質問をいただきました。
コストがかからないものでよくあるのが、月額1000~1500円程度のものだと思いますが、少なくとも数百人規模のものにできる自信があればその価格帯で行ってよいと思います。
ただ集客に関しても自信がないのであれば、価格は2倍3倍にすることをお薦めします。
そして価格を上げるかわりに重要になってくるのが、唯一無二のものにするということです。
この唯一無二のものにというのも、機能的な価値でうちしかできないというものがあればそれに越したことはないですが、一般的にそのような機能的価値を備えるのは難しいでしょう。
例え優れている機能があったとしても、だんだんそれが当たり前となっていき、物足りなく感じてくることも考えられますし、競合に模倣される可能性も出てきます。
そこで大事になってくるのが、属することで居心地がよいと感じていただいたり、共感や愛着を強くすることです。
そのために何ができるかはいろいろと考えられますが、個人的な最近の取り組みとして、運営しているコミュニティスペースの多様な使われ方がされるまでになったこれまでのストーリーを"YORIAI物語"としてまとめました!(下をタップすると実際に内容もご覧いただけます)
この「ストーリーをつくる」のも一つのやり方ですが、スペースシェアのポータルサイトに出していても、立地や価格勝負になりがちなので、別の観点から付加価値をつけていくことが重要と考えています。
そして、価格競争から抜け出すもう一つの方法は、競合と共創するというやり方です。
コアとなる機能を競合に提供してプラスの効果をもたらしたり、逆に自社のサービスに競合のサービスを追加して、さらに強力なものにすることで、展開のアイデアが広がっていきます。
例えば、星野リゾートは、他の旅館・ホテルと競争しながらも、リゾート運営の達人になるという理念にそって(旅館・ホテルの)再生事業も行い、他の旅館・ホテルの運営を受託するという2つの顔をもっています。
アスクルは、カタログに他社製品も取り入れることで、大手の参入に負けない体制をつくっています。
2つとも、有名すぎる企業の事例になってしまいましたが、、
「独自の価値の追究しながら、共創も模索して価格競争から抜け出す」
というのは、特に地域で事業を営む場合に求められているやり方だと思っています!
追伸1
この度、【地域密着型コミュニティづくりの実践法】というテーマで、電子書籍kindle版も出版しましたので、よろしければご覧ください。
追伸2
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