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アパレルの闇
知ってはいた。
闇があることを。
でも、実際に映像を見てしまうと、ショックだった。
今の時代、映像だって加工ができる。捏造だってできるだろう。
でも悲しいことに、私が見ている世界と辻褄が合ってしまうのだ。
私は服が多少作れる。
でも正直な所、作るより買った方が安いと思っていた。ファストファッションの値札を見て、これでは生地代にもならないのではないか?と思うことさえあった。
それって、どう考えても、どこかがおかしいということだ。
それは、どこかで泣いている人がいる、という事だ。
私が見た映像の舞台は、バングラディッシュだった。
そこでは、本当にわずかなお金で(時給30円とか!!)、長時間、ひどい環境で働いていた。しかも、子どもまで!(いや、子どもだから足元見られて、という方が正確かもしれない)
それを見てしまって、今まで感じてきたことと辻褄があって、
それで私はどうする?と自分に問う。
安くて、助かっていた。こんなに安く服が買えるんだ!って嬉しかった。
でも、それって、こんな犠牲を強いてまで必要な事なのか?誰かの命を削って作った安い服を、私は着たいだろうか?
じゃあ、いったい、これから洋服が欲しい時はどうしよう?
ちゃんと作っている服は、そりゃ高いよね。そりゃそうだ。
でも、こちらも闇があって^^;
色んな所で、色んな人が関わることによって、無駄に高くなっている服もある。また、セールで安くなってしまうため、その分の損失が上乗せされていたりもする。
あと、思っていたことをついでに…。
それは、洋服を買いに行っても、その時の流行りの服ばっかりで、欲しいものが買えない、ということだ。
この形、私に似合わないんだけど!何で皆同じことするんだ!と怒りさえ覚えていた。
今まで思ってきた怒りを総合して吐き出すと…
流行って要る!?
って言葉になる気がする。ちょっと話がそれているが…
流行があるから、セールで安く売らないといけないし
流行があるから、余った服は大量に廃棄される(企業で)
流行があるから、流行遅れになった服は捨てられる(個人で)
企業の、戦略としか思えない。
「今年のトレンドカラー」だって、どっかで誰かが考えているのだ。
(詳しくは忘れたが、そのように授業で教わった)
何だそれ?なんて、なんて、無駄な事をしているのだ!と私は大変むなしい気持ちがしたものだ。
そうして…
私は、ようやっと、重い腰を上げることにした。
そうさね、作ってみようか。
まずは、カンタンに出来る所から。