炎症の痛みに対するアイシングは必要? ~炎症・アイシングの特徴から考える~
【自己紹介】
初めましてユウキと申します。理学療法士として回復期の病院に勤務しております。
これから2カ月に1回(意気込みとしては月1回)のペースでブログを発信していきたいますのでよろしくお願い致しますm(__)m
ブログは自分自身が臨床で悩んだこと・失敗してきたことをお伝えしながら、知識と臨床を繋げていけるような内容にしいきたいと思っております。皆さんと同じ悩みや失敗を共有でき、少しでも臨床のお役に立てれれば幸いです。
【はじめに】
本日お伝えするのは、私自身がクリニック・一般病院で臨床をしていく中でよく遭遇する痛みについてです!
当院では手術も行っている関係で、患者さまから痛みに対する訴えが多く聞かれ、その痛みがある事でリハビリが進まない、痛み1つでADLが向上しないなどのケースで苦悩していました。今現在も苦悩していますが…💦
私自身も偏頭痛を持っているので、その時は『何もしたくない』、『集中できない』、『痛みへの恐怖心』みたいなものを感じます。
患者さまはもっと辛い状況ではあると思いますが少しでも痛みを理解し、軽減出来ないかというところが私自身の痛みに対する想いです。
まずは、痛みとは何かについてお伝えしていきます。
【痛みとは】
痛みとは
『なんらかの組織損傷が起こった時、または組織損傷が起こる可能性があるとき、あるいはそのような損傷の際に表現される、不快な感覚や不快な情動体験』(国際疼痛学会より引用)
痛みは末梢の自由神経終末にある高閾値機械受容器とポリモーダル受容器があり、その受容器に刺激が入力され➔脊髄の後角➔視床➔脳へ(体性感覚野や大脳辺系)と情報が伝達されることで出現するのが『痛み』です
この『痛み』を高閾値機械受容器(Aδ線維)は鋭い痛みにのみ反応し、伝達速度は速いです。
もう一方のポリモーダル受容器(C線維)は弱~強の全ての痛み(鈍痛)に反応し、伝達速度は遅いです。
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