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【第107回】ミシュランガイド掲載!ハイコスパ鮨屋を推すしかない

どうも、yopparaideskaです。

第107回目は、新栄にあるお寿司屋さん。

皆さんは名古屋グルメと聞いて、「お寿司」を思い浮かべるだろうか?
答えは「No」ですよね。僕も名古屋でお寿司を食べるとは思ってもいなかった。
しかし、そんな浅はかな考えを一発で打ち砕くほどハイクオリティなお寿司屋さんに出会った。

そのお店こそ、

行ってきましたよ、”鮨屋 とんぼ”

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それもそのはず、食べログ百名店の称号はもちろん、あまりの美味しさにミシュランガイドにまで掲載された名古屋を代表するハイコスパお寿司、

果たしてその味は、、

店舗詳細

店名:鮨屋 とんぼ 新栄本店
住所:愛知県名古屋市東区葵1-18-32 早瀬ビル1F
アクセス:東山線新栄町駅から徒歩3分くらい
混雑状況:11:00頃到着。11:30オープンに関わらず、すでに20人以上の待機列が。運良く1巡目で入れた。

平日はもちろん、週末はめちゃくちゃ並ぶので開店前に並ぶのがおすすめ。
12:30頃にお店を出たら、50人くらいまでに行列が伸びとった。

また、グループで行く際は、全員揃っとかんと飛ばされるけん必ず揃ってから入店しましょう。

2021年11月末までは、このお店から近いところに7席で営業していたらしいが、2021年12月にこの場所に移転して、一気に40席くらいになったみたい。

もともと7席で始まったお店がたった6年で4店舗まで拡大している。めちゃくちゃやり手なオーナーやね。

メニュー詳細

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・ランチ10貫セット 1,800円
・ぼたん海老    590円
・穴子       370円
・こはだ      260円
・さより      260円
・車えび      370円
・生ビール     520円

メニューは、ランチ10貫セットかランチ7貫セットかの2種類。
そこにどんどん寿司を追加していくスタイル。
日本酒の種類も豊富やけん、昼からランチ7貫セットを肴に日本酒飲みよる人が多かった印象。この店が家の近くにあるのは羨ましい限りです。

ちなみに、ランチ7貫セットは1,300円。

追加のお寿司は一貫150円とお手頃。

料理レビュー

まずは、生ビールで乾杯。

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ビールを飲みながら待つこと数分、イカの到着を合図に絶妙なタイミングでお寿司が運ばれてくる。

ランチ10貫セットのラインナップは以下
・いか
・はまち
・サーモン
・漬けマグロ
・ランチのトロ
・真鯛
・帆立
・イクラ
・玉子
・鉄火巻き
・赤出汁

このラインナップが1,800円なんて、、
ありえんよね、、

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いかは、
シャリが透けて見えるくらい新鮮な透明度。
イカ特有の食感はありながら、ちゃんと柔らかい。
そして、噛めば噛むほどイカの甘味が出てくるため、しょっぱ目の赤酢との相性がいい。

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はまちは、
適度に脂が乗っており、プリッと身が引き締まっているため、弾力がすごい。
はまちとブリはよく似ていると言われるが、はまちはブリに比べてクセがなくあっさりで食べやすい。
ブリは身が分厚くて脂が多いので、くどいという人もいるが、はまちは脂身と赤身のバランスがgood。

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サーモンは、
鮮やかなオレンジ色と若干残した皮の灰色のコントラストが芸術的。
写真の通りきれいにサシが入っているため、脂が乗って食べ応えがすごい。
臭みもなくてめちゃくちゃ食べやすいので、生魚が苦手な人も美味しく食べられると思う。

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漬けマグロは、
タレがマグロに染み込んでめちゃくちゃシャリに合う。
一般的に漬けマグロは、少し古くなったマグロを使用することが多いけど、ここの漬けマグロは全くそんなことなく新鮮なマグロを使用している。そのため、身がやわらかい。赤身なのにこの柔らかさは正直意味がわかりません。
この漬けダレ売ってほしいぐらい美味しかった。

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ランチのトロは、
中トロかな?とても平均一貫180円のコースで出していいレベルではない。これも正直なんでこの値段で出せるのか意味がわからん。
どれぐらい出てきたらダメかというと、今月頭の1Aの試合で、ニューヨークメッツのエースであるジェイコブ・デグロムが投げたぐらいの場違い感がある。(めちゃくちゃマニアックでごめんね、、)

月並みの表現で恐縮やけど、口に入れた瞬間に溶ける。この言葉以外の表現が見つからんくらい。
サイズは大きくて、脂は甘く、口に入れた瞬間に溶ける恐ろしいトロです。
一緒に行った友人はこのトロがよっぽど美味しかったのか、5回おかわりしとった。

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真鯛は、
分厚く切っとるのに、シャリが透けて見えるほど鮮度が良い。
また、強い歯応えも鮮度の良さを教えてくれる。
淡白な味なので、ちょっと多めに甘めのタレを塗って提供しているのも非常に粋ですね。

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帆立は、
歯が不要で唇だけで完結できてしまいそうなくらい柔らかい。
それでいて、帆立自体の味もしっかりしているため、噛むごとに帆立の旨みを感じることができる。また、帆立の特有の臭みがないのも感動した。

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イクラは、
量が多すぎて、海苔が足りてないという現象が発生しとる。
目を瞑って食べると、領域展開されたかのようで、漁港に放り出された感覚に陥る。
それくらい磯感が強い。
プチプチとした食感のイクラは、噛むと口の中で暴力的なほど弾けて、手に負えません。

これもコースに出てきていいレベルの握りじゃないよ。
どれぐらい出てきたらダメかというと、オリンピックのサッカーで、オーバーエイジ枠でポルトガル代表としてクリスティアーノ・ロナウドが出るくらいの場違い感。(この例えの方がわかりやすいはず、、)

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玉子は、
写真からでも十分に伝わる大きさよ。
とにかく分厚くて大きい。
正直この卵焼きと白ご飯だけでも満足してしまうくらい卵焼きのレベルが高い。
甘さもありながら、ちょっと塩味強めで大人の卵焼きでした。

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鉄火巻きは、
コースの〆に相応しい一貫。
長い巻き物の中にはマグロがたっぷりと詰まっていて、一口食べれば誰でも笑顔になるくらい王道で安定感がある。
〆ということもあり、他の握りに比べて、わさびを多めに使っとるのもこだわりのポイント。

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ぼたん海老は、
個人的MVP。あまりの美味しさに3回おかわりしてしまった。
なんといってもこの堂々たる姿よ。
全盛期の白鵬のようにどっしりと構えた感じは絶対に間違いない。

生なのにめちゃくちゃ歯応えがあって驚いた。海老は生で食べると食感が出にくいけど、ここの海老は全然違う。
また、ありえないくらい甘い。魚介類とは思えないほどの甘さで、この甘さを例えるなら、旬の宮崎マンゴーぐらいの甘さ。

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穴子は、
身がホロホロで柔らかい。箸で持ったら崩れてしまうくらいの柔らかさなので、口に入れたらもうわかるよね、、
口の中で身が崩れていくのがわかる。
煮詰めのレベルも高いのに、穴子本来の美味しさを感じてもらうために、あえて煮詰めを少なめに塗るあたりの工夫も素晴らしい。
個人的には、塩とわさびでも食べてみたかった。

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こはだは、
間違いないよね。江戸前寿司といったらこはだを食べんと始まらんよね。
身の張りと皮の弾力が尋常じゃなく、軽く噛んだだけでは弾き返されてしまうほど。
上品な味わいなのに程よく脂が乗っているため、一貫の充実感がすごい。
強めのお酢とほのかに香る柚子の風味にやられてしまった、、
追加で注文してよかった。

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さよりは、
生でいただけることに感謝しながら大切にいただきます。
血抜きや丁寧な内臓除去等下処理が大変だからこそ、なかなか生で食べられることができないと言われている。
生でさよりをいただけるということは、それだけ新鮮なものを仕入れて、技量がある職人さんがいるという証明でもある。
淡白だが、コリコリとした食感がクセになる。

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車えびは、
海老界のキングに相応しいほど豪快な握り。
大きくて、食感はぷりぷりなのに味わいは優しくて繊細。
とにかくめちゃくちゃ甘い。特製のタレを塗っているからだということは置いておいても、海老自体の甘味がすごい。
そして、噛めば噛むほど海老本来の旨味も出てきて、口の中は旨味と甘味の無限ループ。

赤出汁

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接客

接客は、特に言及することはなし。
ホールの方は入店対応、ドリンクの提供、会計対応のみなので、良いとか悪いとかの判断はできない。

握ってくれる職人さんに注文して出してもらうスタイルなので、職人さんとのコミュニケーションが多め。
職人さんは職人さんらしく寡黙だった。

まとめ

総じて、全ての握りがお値段以上で、あまりの安さに心配してしまった。

食べログ百名店に選出されるのも、ミシュランガイドに掲載される理由にも納得感がありすぎる。

どの握りも美味しくて大きくて大満足でした。

このお店に行くためだけに名古屋に行く価値は十分にあると思う。

お寿司好きな人もそうじゃない人も是非行ってみてね〜

Instagram詳細

Instagramでは、より多くの料理の写真を投稿。
レビューはないけど速報性とビジュアル性に優れている。また、600弱の過去に訪問したお店のレビューも見ることができるよ。

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